
瀧口範子
第411回
インテルの投資部門、インテル・キャピタルによる「インテル・キャピタル・グローバル・サミット」が、去る10月24~26日にサンディエゴで開催された。同部門が新たに投資を決定した企業を紹介し、さらに既存の投資先企業も交えて、300社以上のインテル顧客企業と交流させるイベントだ。

第410回
VR(バーチャル・リアリティー)用のヘッドセットが次々と発売、発表されている。今や主なものでもすでに20を超える機種が発表されている。ことに2016年は機器が出揃い、コンテンツも整い始めて、「VR元年」と呼ばれるほどだ。

第409回
いくつもの有力IT企業が買収に触手を伸ばしていたとされるツイッターだが、結局売却されない可能性が出ている。ユーザー数の伸びが鈍化し、収益モデルが希薄な同社の行く末はどうなるのか。

第408回
グーグルは新型スマートフォン、家庭用AI機器、VR用ヘッドセット、Wi-Fiルーターなど、数々の新製品と新サービスを一気に発表した。これは明らかに、ポスト検索時代のグーグルのアプローチを明確に見せたものだった。

第407回
オープンソースソフトウェアはもはや珍しいことではなく、大企業や政府も関わるものになっている。有名な情報開示データベースの「ギットハブ」の開発者会議で語られた、政府も採用するオープンソースのムーブメントを追った。

第406回
配車サービスを提供するウーバーが、米国ペンシルバニア州ピッツバーグでいきなりロボタクシーを路上で走らせ始めた。その狙いは何か。また現時点のサービスはどういうものかをまとめる。

第405回
自律走行機能を後付けする技術開発が米国で注目されている。ハードウェア、ソフトウェアのキットを普通の車に搭載するだけで、通常の自動車をレトロフィットして自走運転を可能にする。有力なベンチャーは次々と買収されたり、巨額の資金調達に成功している。

第404回
グーグルが、本格的なIoTプラットフォームを整理するために動いている模様だ。ネストのエンジニアの一部が、同じくアルファベット傘下のグーグルへ移籍したことで明らかになったもの。これまでネストやグーグル内でバラバラに進んでいたIoTやスマート・ホームのための事業を一本化することも考えられる。

第403回
インテルは、さる8月16日から18日まで、サンフランシスコで年次開発者会議の「IDF 16」(インテル・デベロッパーズ・フォーラム)を開催した。その皮切りとなった同社のブライアン・クルザニッチCEOの基調講演はの中で目立ったのがVRである。

第402回
スポーツとテクノロジーは、ますます交差して面白くなる分野になっているが、リオオリンピックでも新しい試みがいろいろ行われている。なかでもカメラがどんな撮影をするかは、テレビや新聞でオリンピックの報道を目にするわれわれにとっては大きな関心事だ。

第401回
ウォルマートがEコマース・サイトのジェット・ドットコム(Jet.com)を33億ドル(約3300億円)で買収することが話題になっている。33億ドルは、ウォルマートの買収額としては最大のもので、しかもジェット・ドットコムが2015年にサービスを開始したばかりの会社であることを考えると、目が飛び出るような巨額買収だ。

第400回
「ポケモンGO」は日本に2週間先行して、アメリカでは7月6日にアプリがリリースされたこのAR(拡張現実)位置ゲームだが、その人気がすでに頂点に達して、あとは下り坂になるばかりと言われている。盛り上がる人気は20日も持たなかったということになる。一説によると、勢いがあったのは最初の1週間だったともいう。

第399回
アメリカのメディアは、ソフトバンクと孫正義氏の話題が好きである。スプリントの買収などで、 その名前と行動パターンはよく知られるところとなっているが、今回のARM買収は不意打ちに近かった。日々伝えられるニュースから賛否の意見をまとめた。

第398回
グーグル・ファイバーが着々とサービスを広げている。新しい3つの料金プランでは、ビジネスのいろいろな規模や都合に合わせて、それでもグーグルのファイバーが使えるようになるという利点をアピールしている。

第397回
メッセージングアプリの「LINE」は日本では超有名だが、アメリカではテクノロジー業界を除いてほとんど知られていないサービスである。だが、近くIPOをするという件は、ビジネス業界はもちろんのこと、多くの個人投資家に行き渡っているところだ。

第396回
データジャーナリズムの世界は深く、広くなっている。ニュースのオンライン化によって、データをどう視覚化(ビジュアライズ)するか、どんなインタラクティブ性にするのかなど、データを見せる方法も多様化している。

第395回
FAA(連邦航空局)がドローンの商用利用の最終的な規制を発表し、おおむねドローン関係者に歓迎されているようだ。だが、プライバシー保護の点ではなにも決まらず、今後別の規制をあてはめる必要が出てきそうだ。

第394回
突然発表されたマイクロソフトによる、262億ドルのリンクトイン(LinkedIn)買収は、テクノロジー関係者の間では「いいフィット」として捉えられているようだ。想定されるシナジーは、我々の仕事の仕方を大きく進化させる可能性がある。

第393回
テクノロジー業界の「ネクスト・ビッグシング(次の大潮流)」は「ボット」だと言われる。ボットとはユーザーとのやりとりを「自動化」するしくみである。ブラウザーやチャットの中に組み込まれ、たいていはユーザーと自然言語でやりとりできる人工知能が後ろに控えている。

第392回
アマゾンが「キャンパスストア」を増やしている。主要な大学のキャンパス内に設けた荷物受け取り&製品体験のスペースだ。その他にも空港やモールなどの通路に小規模店舗を出店したり、リアル戦略を進める。その狙いは何か。
