井手ゆきえ
ニセの医療情報に「影響されやすいタイプ」とは?米心理学会が分析
この1、2年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する偽情報が大量にばらまかれた。特に、SNSの影響は侮れず、誤った情報をうのみにして感染予防行動を軽視した人は、自ら健康リスクを背負い込むばかりか、公衆衛生上の障害になってしまった。

血圧値別の適正運動は?正常値ならプランクで
高血圧症の改善には一般に「有酸素運動」を勧められるが、血圧値に応じて、もう少し選択肢を拡げられるようだ。

膝の痛みの進行予防には「筋トレ」が効果あり、運動強度はどれくらいがいい?
中高年ともなれば、普段の生活でも膝に痛みがでてくる。その多くは「変形性膝関節症(膝OA)」だ。

新型コロナの再感染率は?感染半年後で0.65%
デンマークでは昨年2月から、580万人の国民を対象にSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)のPCR検査を拡大してきた。有症状者は国民健康保険制度内で、無症状でも希望者は4月に設立した「Test Center Denmark」の検査ステーションで、2歳以上の国民と海外からの観光客が無償で検査を受けられる。昨年12月31日現在で、人口のおよそ7割にあたる396万人に対し、1000万件以上の検査が行われてきた。先日、この検査結果の追跡から、第1波(同国では20年3~5月)のPCR検査で「陽性」と判定された人が、第2波(同9~12月)で再感染するリスクが報告された。

腸内細菌叢で心臓を守る!「植物性」と「多様性」がポイント
近年、「お腹の健康」の域を超え、自己免疫疾患から心疾患、はては認知症など重大な病気にも関係していることが知られるようになった「腸内細菌叢」。たとえば、卵やエビ、赤身肉に含まれるL-カルニチンが腸内細菌に代謝されて生じる「TMAO」という物質は、動脈硬化を悪化させ、脳・心疾患リスクになることがわかっている。

若い女性の「痩せすぎ」は2型糖尿病リスクに、順天堂大の研究より
2型糖尿病(2DM)といえば肥満のイメージが強いが、日本の若い女性は「痩せすぎ」がリスクになるようだ。

コロナ後遺症の実態とは?無症状でも油断はできない!
米国立衛生研究所(NIH)は、今後4年間で政府から11億5000万ドル(およそ1200億円)の支援を受け、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後遺症に関する調査研究を行うことを発表している。

悪者扱いの精製穀物、「白米」だけはちょっと違うかもしれない理由
昨今、悪者扱いの精製穀物だが、白米はちょっと違うらしい。先月、国際疫学研究「PURE試験」から、全粒/精製穀物の摂取量と脳・心血管疾患、全死亡、血圧値の変動との関連を追跡調査した結果が報告された。

花粉症なのかコロナなのか?見分け方4つのポイント
全国的にスギ・ヒノキ花粉が飛散している。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と共存している今シーズンはどう乗り切ればいいだろう。

「禁煙済み」でも要注意!喫煙の累積ダメージがコロナ重症化リスクに
喫煙が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化リスクなのは常識だが喫煙量との関係は曖昧だった。

食べる順番で食後の高血糖を抑制、「プロテインファースト」を心がけよう
食事は「自宅で健康管理」の基本。自炊が難しいときは、コンビニのお惣菜コーナーをうまく利用したい。1食分の最初に選ぶのは、タンパク系の惣菜だ。今は焼き魚や煮魚、豆腐や納豆、卵、サラダチキン、ハンバーグなど種類も豊富にそろう。食べたい物を手に取ろう。

家庭で血圧を測るときは、左右の腕で比較してみるといい理由
感染リスクを避けようと受診控えが顕著な昨今、この際だから自宅でできる「健康管理」のノウハウを身につけたい。現代人に必須の健康管理項目は、「血圧」だ。日本高血圧学会発行の「高血圧治療ガイドライン2019」では、家庭で測る「家庭血圧」を重視し、高血圧を管理する際に、病院の診察室で測定した血圧値より家庭血圧値を指標とする治療を強く推奨している。

母親の子宮頸がんが出生児に、普通(経膣)分娩で移行か
先月初め、国立がん研究センターから、母親の子宮頸がんが分娩時に出生児に移行した症例の報告があった。肺がんと診断された1歳11カ月と6歳の男児について、がんのオーダーメイド診療を可能にするがんゲノムプロファイリング用の「NCCオンコパネル」検査を行った結果、偶然、本人とは異なる遺伝子配列が見つかったのだ。

医師の説明を患者が自分の言葉で説明し返す「ティーチバック」で合併症リスク減少
昨年来、メディアやSNSで飛び交う医療情報にへきえきしている方は多いだろう。ヘルスリテラシー力、つまり健康や医療に関する情報を理解し、活用する能力は現代人に必須のサバイバルスキルだ。

「ゲーマーは太りがち」も今は昔、eスポーツで健康に!?
偏見とのそしりを承知で言うと、「ゲーマーは運動不足で太っている」という認識が一般的ではないだろうか?しかし「eスポーツ」のプレーヤーに限れば、一般人より健康的な体重を維持している可能性が最大で21%高く、喫煙や飲酒とも無縁だという。

コロナ重症化リスク、太っていなくても「脂肪肝」で高まる
羽田雄一郎参議院議員が53歳の若さでコロナ禍に倒れたのは記憶に新しい。「自分は若いから、大丈夫」と考えていた層に衝撃を与えたことだろう。

在宅ワーク化で64%の人に健康問題、カリフォルニア大の調査より
在宅ワークが「常態」になりそうな気配だ。米カリフォルニア大学のチームによれば、新たに在宅ワーカーとなった人の64%が新たに一つ以上の身体の健康問題を抱え、75%でメンタルヘルスが悪化したという。

「孤独感」はコロナ予防に悪影響、早大の研究より
孤独のあまり、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の予防行動をとれない――。2020年9月、そんな切ないオンライン調査の結果が、早稲田大学の研究グループから出された。

この冬は脳卒中に厳重注意!コロナの影響で重症化も
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のいやらしい点は、医療現場のリソースを容赦なく占有すること。平時なら助かる命もリスクに曝される。

感染リスクは「人数減」で下げられる、年末年始は最少人数で
日本のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策の要はマスク、手指消毒(手洗い)、「三密」の回避だ。年末年始は「密集」を避けたい。
