井手ゆきえ
「孤独感」はコロナ予防に悪影響、早大の研究より
孤独のあまり、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の予防行動をとれない――。2020年9月、そんな切ないオンライン調査の結果が、早稲田大学の研究グループから出された。

この冬は脳卒中に厳重注意!コロナの影響で重症化も
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のいやらしい点は、医療現場のリソースを容赦なく占有すること。平時なら助かる命もリスクに曝される。

感染リスクは「人数減」で下げられる、年末年始は最少人数で
日本のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策の要はマスク、手指消毒(手洗い)、「三密」の回避だ。年末年始は「密集」を避けたい。

コロナの家庭内感染にどう対応?少しでもリスクを減らすには
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の家庭内感染が増え続けている。同じ空間を共有している以上、感染リスクが高いのは当然として、少しでもリスクを減らすにはどうするべきだろうか。

「自粛」の効果が実証、一方で接触率には所得格差の影響も
第3波真っただ中だ。ただ、「敵」の正体が全く見えなかった昨年末~春先より状況はマシ。もうひと踏ん張りしよう。

毎日の緑茶とコーヒーで2型糖尿病の死亡リスク低下、九州大学の研究より
毎日1杯以上の緑茶とコーヒーを飲むことは、2型糖尿病患者の死亡リスクを減らすようだ。九州大学病態機能内科学・糖尿病研究室の報告。

若年性認知症の半数はアルツハイマー型、東京都健康長寿医療センターの調査より
東京都健康長寿医療センターの研究グループによると、日本の若年性認知症患者は該当年齢(18~64歳)の人口10万人あたり、2.47と推計される。

「メタボ健診」の効果に疑問符、年間予算160億円の意味は?
世界に例のない先駆的な取り組み(厚生労働省)だと2008年度に始まった「特定健診・保健指導(メタボ健診)」だが、06年の立法当時から効果に疑問を呈する声は多かった。

子宮頸がんリスクは17歳までにワクチン接種で8割以上低下、スウェーデンの報告
ついにHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンで、子宮頸がんリスクが大幅に低下するとの報告が出た。

在宅勤務の健康リスクは「家事」で解消するといい理由
リモートワーク従事者の運動不足が懸念されている。大阪大学の研究グループは、座位時間の健康リスクに着目し、就業形態別に座位時間と慢性腎臓病(CKD)との関連を調べた。

セクハラ横行の職場は男女とも自殺リスク高まる、スウェーデンの研究より
世界的な「#MeToo運動」をきっかけに、職場でのセクシュアルハラスメント(セクハラ)が問題視され始めた。「親愛の表現なのに騒ぎ過ぎ」と頭と行動を切り替えられない人も多いだろう。しかし、職場でのセクハラは社会問題化した「アスベスト暴露」に匹敵する死亡リスクかもしれないのだ。

「小さな親切」を重ねると幸福感が増加し心身の健康も上向きに、香港大の研究より
昔から「陰徳陽報」──人知れず善行を積めば、必ずよい報いがあるという。その報いの本質は、自らの幸福感と心身の健康が得られることのようだ。

コロナ禍でも乳がん検診を忘れずに!マスク着用、3密回避で
毎年10月は乳がん啓発の「ピンクリボン月間」だ。

うつ病の発症予防に「筋トレ」が効く!?リスボン大の調査研究より
思うように気晴らしができない日々が続き、心の調子は下向き加減。そんなときこそお勧めしたいのが「レジスタンス運動(以下、筋トレ)」である。

コロナとインフルの似ているところと違うところ、この秋冬は要警戒
2020~21年の秋冬は季節性インフルエンザとCOVID-19の警戒が必要だ。

豆腐など「大豆食品」で膵臓がんリスク上昇?日本での研究より
健康に良いとされる豆腐などの「大豆食品」。乳がんなど一部のがんの発症リスクを下げる効果が報告されている。

コロナ感染「後遺症」の実態は?入院者の約9割に何らかの症状
誰もがCOVID-19に感染、発症する可能性がある今、後遺症が気になるところだ。

ダイエットに「食事時間制限法」という選択肢、慣れてしまえば案外ラク?
太り過ぎがまずかったとCOVID-19体験を振り返ったボリス・ジョンソン英首相。もちろん体重のみで重症化するわけではないが、大きな危険因子であることは事実。もはやダイエットは個人レベルを超えた「公衆衛生問題」なのだ。

「ネットいじめ」とPTSD、加害者・被害者の双方に深い傷
インターネット上の誹謗中傷の規制強化を巡り議論が続いているが、「ネットいじめ」についても考える必要がある。

父親と遊ぶ子は自制心が育つ?身体を使った遊びが影響か
あえてコロナ禍の“良かった探し”をしてみよう。案外「子どもと過ごす時間が増えた」ではないだろうか。
