2020.12.1
中国のTPP加盟に習近平が初めて言及した3つの理由
先月行われたAPEC首脳会議において、中国の習近平国家主席は環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)に初めて言及し、従来の立場よりも踏み込んだ意思を見せた。この姿勢の変化にはどんな意味があるのか。中国共産党のこ…
国際コラムニスト
加藤嘉一(かとう よしかず)
国際コラムニスト。楽天証券経済研究所客員研究員。1984年静岡県生まれ。2003年高校卒業後、単身で北京大学留学。同大学国際関係学院大学院修士課程修了。英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト、復旦大学新聞学院講座学者、慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ハーバード大学ケネディ・スクール(公共政策大学院)フェロー、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院客員研究員、香港大学アジアグローバル研究所兼任准教授などを歴任。著書に『われ日本海の橋とならん』『中国民主化研究:紅い皇帝・習近平が2021年に描く夢』『リバランス:米中衝突に日本はどう対するか』(いずれもダイヤモンド社)など。中国語の著書も多数。
2020.12.1
先月行われたAPEC首脳会議において、中国の習近平国家主席は環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)に初めて言及し、従来の立場よりも踏み込んだ意思を見せた。この姿勢の変化にはどんな意味があるのか。中国共産党のこ…
2020.11.17
「バイデン勝利」を中国はどう受け止めているのか。中国共産党が“バイデン政権”に対して抱く期待と危機感を明らかにしてみたい。
2020.11.3
10月26~29日に開催された、中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)。2016年~20年の5年間を総括し、次の5年に向けた国家戦略や政策方針が審議・採択された。ちょうど5年前に行われた全会と今回の内容を比較してみると、習近平政権の…
2020.10.20
今月14日、中国共産党の最高指導者である習近平総書記は深センで行われた式典に出席した。実は、習氏は8年前、共産党総書記の座に就いたばかりのときにもその地を訪れている。そのときの訪問が世間に与えた「印象」は、今回のそれとは全く異なるも…
2020.10.6
約1カ月後に迫った米大統領選。世論調査などではバイデン氏有利と見られているが、トランプ氏が逆転の切り札を持っているという推測も後を絶たない。では、中国は今回の米大統領選をどう見ているか。前回の“反省”を踏まえ、トランプ、バイデンど…
2020.9.22
中国国内では依然として問題が山積している。にもかかわらず、エリートや中産階級ですらなぜ自国の問題に目を向けようとしないのか。今回は、「中国人民たちは、なぜ習近平や中国共産党に反旗を翻さないのか」について考えてみたい。
2020.9.8
硬直化する米中関係。中でも中国共産党指導部が最も警戒するトランプ政権の動向が、中国共産党と中国人民の間柄を切り裂くというものである。しかし、そうした「切り裂き策」は、本当に中国人民の意識を変えることができるのだろうか。
2020.8.25
香港に駐在する中国共産党のある幹部との議論を通して、日本政府が香港情勢について懸念を表明していることについて、中国共産党は日本が強硬姿勢に転じたと感じていることがわかった。しかも、日本が米国に圧力を受けて強硬になったと考えているよ…
2020.8.11
香港情勢がコロナと政治の狭間で揺れている。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官率いる香港特別行政区政府、そしてその背後で同氏、同政府を指揮する中国共産党指導部は、コロナ禍に便乗して民主派活動家や反中、反共感情の封じ込めようとしている…
2020.7.28
米中関係が迷走している。近年、貿易戦争、科学技術や国防要素をめぐる攻防、香港、新疆ウイグル、台湾問題、そしてコロナウイルスの発生源をめぐる口論など、両国関係は複合的、構造的に緊張の一途を辿ってきた。改善の突破口を見いだせない中、あ…
2020.7.14
最近、香港の知識層の間である本が注目を集めている。それは中国寄りの学者が書いた本で、5年前に出版されたものだ。その背景を探ってみると、そこには香港版国家安全法を制定、実施し、管理強化を進める中国本土の動きが透けて見える。香港の「北…
2020.6.30
なぜここに来て「中国問題」が山積しているのだろうか?筆者は、中国共産党が政治的に後退しているというのが、根源的な理由だと考えている。そんな中で先日、国際社会の中国共産党への不信と警戒を助長し、香港、台湾、米中を含めた「中国問題」の…
2020.6.16
香港では「国歌法」が成立。次の焦点は香港版「国家安全法」を根拠に、どの範囲・程度の行為および活動まで取り締まるのか、そして同法の施行が引き金となり「一国二制度」「高度な自治」が有名無実化するのかどうかだ。最近の中国共産党幹部の発言…
2020.6.2
全国人民代表大会(全人代)が閉幕した。全人代の議題から習近平総書記率いる中国共産党の現在地を5つの問題、すなわち経済、1つ目の「百年目標」、香港問題、台湾問題、米中関係から検証してみたい。
2020.5.26
5月24日、香港では「香港版国家安全法」に抗議するため、大規模なデモが行われた。香港社会では「一国二制度」が終焉する、香港が社会主義化されるといった懸念や恐怖が広がっている。デモの背景を解説するとともに、最前線をレポートする。
2020.5.19
5月22日、全国人民代表大会(全人代)が北京で開幕する。新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」)の影響を受け、開幕は約2カ月半延期された。世界が依然としてコロナと戦い、決して予断を許さない状況にある中での開催にあたり、習近平総書記率…
2020.4.21
中国のコロナ対策は、海外からのウイルス逆輸入を防ぎつつ、経済復興のためにかじを切る段階に突入しているように見受けられる。そのために、共産党指導部はコロナ情勢を把握し、トップダウンで指示を出すことに奔走している。
2020.4.7
今回欧米や日本を含めた自由民主主義、資本主義、先進国家がコロナの抑制に「失敗」した場合、中国の政治体制、発展モデル、イデオロギーはますます膨張し、正当化され、我々の前に差し迫ってくるだろう。
2020.3.24
コロナショックは本連載の核心的テーマである中国民主化研究にも、様々な示唆を与えている。習近平率いる中国共産党が中国をどこへ導こうとしているのかが垣間見える。コロナ外交に露見される各種現象は、習近平政権の現在地を如実に物語っている。…
2020.3.10
新型コロナウイルス対策に関する中国共産党の一連の対策を通して、中国の世論は「中国の特色ある社会主義の優位性を示した」、「中国の責任ある大国としての役割を果たした」という“いつもの論調”に帰結すると見ている。党はそのような論調で今回…
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