大西康之

ジャーナリスト

おおにし・やすゆき/1965年生まれ。愛知県出身。1988年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。欧州総局(ロンドン)、日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員などを経て2016年4月に独立。著書に『稲盛和夫 最後の闘い JAL再生にかけた経営者人生』『ファースト・ペンギン 楽天・三木谷浩史の挑戦』(以上、日本経済新聞出版)、『三洋電機 井植敏の告白』『会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから』(以上、日経BP)、『ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』(新潮社)、『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』などがある。

楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか?「余計な一言」でアンチを生む悪いクセ
大西康之
“余計な一言”の積み重ねが、「三木谷は嫌い」という世間の空気を作っている。三木谷自身もそのことに気づいているが「好感度で経営ができるわけではない」とたかを括っているのか、あるいは「いつか分かってもらえる」と甘えているのか。楽天を立ち上げて四半世紀が経過してなお、このクセは抜けていない。一方で「本当にまずい」と思ったときには、別の三木谷が顔を表す。
楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか?「余計な一言」でアンチを生む悪いクセ
楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか?全社員が「ぞうきん掛け」する体育会系カルチャー
大西康之
三木谷浩史が言う「楽天流」とは、大学の体育会系さながらの「身体性」を指す。社内公用語は英語、全社員のうち約2割が外国人の楽天が本社を構える二子玉川の洒落たオフィスで、週に1度、全役員・社員が腰をかがめて雑巾掛けをする様子は、ある種異様である。この楽天流にはもうひとつの“強み”がある。それは、日本最強企業、「トヨタ自動車」から持ち込まれた思想だ。
楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか?全社員が「ぞうきん掛け」する体育会系カルチャー
楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか?ソフトバンク・孫正義との「決定的な違い」とは
大西康之
携帯電話事業をめぐる経緯を振り返ると、三木谷浩史と孫正義の違いが見えてくる。三木谷は自分たちで免許を取ることから始め、完全仮想化ネットワークを設計し、自分たちで1本ずつアンテナを立てた。孫は兆円単位の巨額投資で、すでに国から免許を得ているネットワークを持つボーダフォンやスプリントを買収した。自分の手でブロックをひとつずつ積み上げていくのが三木谷で、出来上がった“作品”をどんと買うのが孫。三木谷は根っからの事業家で、孫は投資家の色が濃い。
楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか?ソフトバンク・孫正義との「決定的な違い」とは
自治体にマーケティング課!千葉県流山市が人口増加率「6年連続全国1位」の理由
大西康之
今や6年連続で人口増加率1位となった千葉県の流山市。『母になるなら、流山市。』というフレーズも有名になっている。実はその流山市には自治体にもかかわらず「マーケティング課」がある。何をやる課なのか?人口増加にどのように貢献したのか?井崎義治市長の狙いや現場の奮闘を紹介する。
自治体にマーケティング課!千葉県流山市が人口増加率「6年連続全国1位」の理由
#25
親子上場企業に巣くう「“追認”社外取」、アクティビストとの泥沼闘争で浮き彫りに
大西康之
海外大物アクティビストと親子上場企業の法廷闘争が泥沼化している。発端は親子上場企業の経営統合で、アクティビスト側は、少数株主を無視した姿勢を問題視している。親子上場企業に巣くう“追認”社外取のガバナンス不全を指摘する。
親子上場企業に巣くう「“追認”社外取」、アクティビストとの泥沼闘争で浮き彫りに
#8
東芝が“物言う株主”推薦の社外取を籠絡?経営陣が暴走を繰り返す「持病」の根深さ
大西康之
東芝が再建の切り札として打ち出した会社分割案は3月の臨時株主総会で否決された。投資家は執行部の保身ともいえるお粗末な一手を見逃さなかった。だが、そもそも東芝には「物言う株主」が推薦する社外取締役が存在するにもかかわらず、なぜ会社寄りの再建案が出されたのか。ガバナンス不全を引き起こす東芝の宿痾について明らかにしていく。
東芝が“物言う株主”推薦の社外取を籠絡?経営陣が暴走を繰り返す「持病」の根深さ
第479回
【敗れざる人々(4)】もはや「気の毒な被災者」ではない 真剣勝負に出る南三陸町の挑戦者たち――日本経済新聞編集委員 大西康之
大西康之
宮城県南三陸町。地元経済は震災の前から、すでに行き詰まりつつあった。そこに、とどめを刺すかのような津波。「もうだめだ」と諦めてもおかしくない状況の中、それでも未来を信じて歩を進めている人々の姿を追う。
【敗れざる人々(4)】もはや「気の毒な被災者」ではない 真剣勝負に出る南三陸町の挑戦者たち――日本経済新聞編集委員 大西康之
第475回
【敗れざる人々(3)】アイリスオーヤマ、西松屋チェーン…新天地で再び輝く元電機技術者のいま――日本経済新聞編集委員 大西康之
大西康之
関西に、電機大手を離職したベテラン技術者の駆け込み寺が二つある。日用品大手のアイリスオーヤマの「大阪R&Dセンター」と、ベビー服の西松屋チェーンだ。心ならずも去ったベテラン技術者たちは、ここで往年の輝きを取り戻している。
【敗れざる人々(3)】アイリスオーヤマ、西松屋チェーン…新天地で再び輝く元電機技術者のいま――日本経済新聞編集委員 大西康之
第472回
【敗れざる人々(2)】税金泥棒と罵声を浴びたJAL社員のいま――日本経済新聞編集委員 大西康之
大西康之
敗れざる人々の第2回。210年1月、JALは会社更生法を申請し倒産した。約5万いたグループ社員のうち、約1万6000人もの仲間が去らざるを得なかった。残った社員は稲盛和夫会長のもと、いかにしてJALを再生させたのか。
【敗れざる人々(2)】税金泥棒と罵声を浴びたJAL社員のいま――日本経済新聞編集委員 大西康之
第470回
【敗れざる人々(1)】 二度売られた三洋電機社員のいま――日本経済新聞編集委員 大西康之
大西康之
日本でも大企業神話が崩壊して久しい。実際、三洋電機は解体売却され、ソニーやシャープでも人員削減が続く。だが心ならずも会社を去った人々は敗者ではない。『会社が消えた日』の著者・大西康之氏が敗れざる人々の闘いを追う。
【敗れざる人々(1)】 二度売られた三洋電機社員のいま――日本経済新聞編集委員 大西康之
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養