佃 義夫
第11回
グローバル新車販売で今上期、フォルクスワーゲンがトヨタを抜いて首位奪還というニュースが流れた矢先に、VW日本法人の庄司茂社長が突然辞任することが明らかとなった。氏は、日本自動車輸入組合(JAIA)理事長も務めていたが、突然の辞任で、JAIA理事長職も空席となる事態となった。いったいVWに何が起きているのか。

第10回
7月27日、三菱自動車工業の相川哲郎社長が記者会見し、米国生産からの撤退を発表した。もっとも米国工場は、最近の生産規模から見て「撤退は時間の問題」とされていただけに、今回の撤退決断の次に三菱自動車がどこに向かうのかが注目される。

第9回
日本オートキャンプ協会が発表した『オートキャンプ白書2015』で、参加人口は2年連続で前年を上回った。しかし、オートキャンプが認知度を得るまでには紆余曲折があった。オートキャンプは本当に日本に根付いたのか。これまでの実情と現状とのギャップを追う。

第8回
スズキは社長交代、トヨタは役員逮捕を受けての謝罪と自動車業界で緊急会見が相次いだ。会見内容は全く別ものだが、奇しくも両社は創業家をトップに置く日本の代表的な自動車メーカーである。それぞれのトップ会見から、「二大創業家」が迎えた転機を読む。

第7回
カルロス・ゴーン社長によって強固な経営体制が構築されている日産自動車。しかし、ゴーン体制が長期化するなか、足もとでは不安要因も見え始めた。これまでのゴーン体制の検証を軸にしながら、日産の「これから」に思いを馳せる。

第6回
輸入車販売業界の雄・ヤナセが創立100周年、輸入車業界団体のJAIAが設立50周年の節目を迎えるなか、日本市場における輸入車の真価を問う。「勝ち組」「負け組」の明暗がくっきり分かれ始めた市場で、今後どんな動きが起きるだろうか。

第5回
先日発表されたトヨタとマツダの包括的な業務提携は、自動車業界に大きな波紋を投げかけそうだ。今、日系自動車各社は生き残りへの決断を迫られている。両社に触発されて、今後グローバルでの合従連衡が進む可能性も否定はできない。

第4回
今から17年前のGW明けに、ダイムラーベンツとクライスラーが合併に合意したとのニュースが流れた。それから何度も続く再編の中で、世界の自動車業は変貌を続けている。日本車ブランドはこの荒波を、どうやって乗り越えてきたのか。

第3回
自動車各社が3月期決算発表を迎えるなか、一際目立つのが富士重工業の躍進ぶりだ。販売台数、売上高、各利益ともに過去最高を更新するほか、全業界で見ても売上高営業利益率が圧倒的に高い。いったい「スバル」に何があったのか。

第2回
2014年度に国内で売れた新車ベスト10のうち、軽自動車が7車種を占めた。国内新車販売全体での軽自動車比率は41%と、年度で初めて4割超となった。なぜ軽自動車が売れるのか。大手メーカーも無視できなくなった「グローバル軽時代」とは?

第1回
3月30日の月曜日――。この2014年度の大詰めにきて、トヨタ自動車とホンダの新車発表が、同日にぶつかることになった。今や自動車業界の二強となり、新車発表でもしのぎを削る二社の強みと課題とは、何か。将来性を比較考察する。

第1回
3月30日の月曜日――。この2014年度の大詰めにきて、トヨタ自動車とホンダの新車発表が、同日にぶつかることになった。今や自動車業界の二強となり、新車発表でもしのぎを削る二社の強みと課題とは、何か。将来性を比較考察する。
