
鈴木貴博
W杯決勝トーナメント進出を決めた、サッカー日本代表。しかし、グループリーグ最終戦となるポーランドとの戦い方には、課題が残った。西野ジャパンには「監督力」という強みがある一方で、やはりどうしても足りないものがある。それはいったい何だろうか。

第52回
W杯ロシア大会で日本が強豪コロンビアと対戦し歴史的な勝利をあげ、グループリーグ突破への期待がにわかに盛り上がっている。わずか2ヵ月前に前監督を電撃解任し、戦術を大きく変える暇もない日本代表にとって、頼みの綱は「監督力」だ。

新幹線で起きた痛ましい凶行は、鉄道の安全対策に待ったなしの課題を突き付けた。しかし対策は、口で言うほど簡単ではない。我々が身を守るにはどうしたらいいのか。リスク対策の専門家に話を聞くと、有効な対策は意外なところにあった。

経営再建で回復基調に乗ったシャープは、40億円で東芝のPC事業を買収することを発表した。東芝のPC事業と言えば、市場でかつての輝きを失った赤字事業である。なぜシャープはこの買収に踏み切ったのだろうか。背景には深い思惑がありそうだ。

日本大学アメフト部による悪質な反則タックル事件。深刻なのは、監督やコーチに加えて学長やアメフト部員までが謝罪しながらも、一向に世間の理解を得られず、火に油を注いでいることだ。彼らの根本的な間違いはどこにあるのだろうか。

政府が進める高等教育授業料の経済負担軽減案に対して、自民党の教育再生実行本部が別案を提案し、波紋を広げている。学生は「授業料タダ」がいいに決まっているが、国として見た場合、「無償化案」と「出世払い案」はどちらが正しいのか。

メルカリが6月に東証マザーズへ上場する。これまで、同社のビジネスモデルは課題を指摘されることも多かった。最近「企業寄り」と言われる東証は、メルカリの課題と将来性をどのように判断したのか。

三菱重工業が中心となって開発するMRJの事業が、債務超過に陥るピンチとなっている。国産初のジェット旅客機の実現は、戦後の日本にとって悲願だ。ここで夢を潰えさせずに踏ん張るためには、どうしたらいいか。“最後の一手”を考える。

兵庫県南部地域を擬人化したアイドルの動画が「炎上覚悟」で公開されたにもかかわらず、あっさり配信停止になったことが話題になっている。昨年壇蜜さん出演のPR動画が炎上した宮城県の例といい、残念な地方PR動画はなぜ量産されるのか。

タカタ製エアバッグ不祥事の意外な余波が、今ごろ起きている。国交省が、タカタのリコール対象車両のうち、約94万台の車検を未改修のままでは通さないことを決定したのだ。うっかりしていると、車に乗れなくなる。この責任はどこにあるのか。

「何だか最近、街に人が多くないか?」と思うことが多くなった。あまりの混雑に、都心部の駅では電車に乗るだけで一苦労だ。TDLやUSJなどのテーマパーク、京都など外国人が殺到する観光地はインフラが限界を超えている。日本の混雑を解消する方法はないのか。

外国人に理解してもらえない日本語というものがある。森友問題で話題の「忖度」という言葉もその1つだ。先日、ビジネスで来日したアメリカ人に「忖度」の意味について聞かれたとき、筆者はどのようにそれを説明し、納得してもらったか。

平昌五輪でカーリング女子日本代表が口にしていた「そだねー」が日本中でブームとなり、地元の生活協同組合や菓子メーカーが商標登録出願した。この行為に対して「あざとい」と批難の声が募っている。しかしこれは「英断」に他ならない。

ダイソンが、開発を進めていたEVの初代モデルを、2020年までに日本市場へ投入する可能性を明らかにした。そもそも掃除機のダイソンが過熱するEV開発競争で勝ち残れるのかという疑問があるが、実は同社には、自動車メーカーにない強みがある。

トランプ大統領の経済分野への介入が強まっている。背景に見えるのは、対中国との経済戦争だ。いったい何が起きているのか、そしてどのような副作用が危惧されるのか、トランプ経済戦争の問題点を整理してみよう。

東京五輪に向けて外国人観光客の誘致が加熱するなか、民泊が急増している。しかし、民泊が解禁されるのは民泊新法が施行される6月中旬以降のこと。今ある民泊の9割方は違法の「ヤミ民泊」だ。ここに来て、様々な問題が噴出している。

就活生の「銀行離れ」に歯止めがかかりそうにない真の理由
学生の就職活動で不動の人気を誇って来た「銀行」の地位に変化が起き始めている。就活に関する様々な人気ランキングで、一様に大きく順位を落としているのだ。単なる価値観の変化ではない。若者にとって、もはや銀行はワリに合わないのだ。

安倍首相が裁量労働制に関する発言を撤回するなど、国会で働き方改革関連法案の議論が紛糾している。企業社会でポジティブに捉えられていた「働き方改革」のイメージが、一気に胡散臭くなってしまった元凶はどこにあるのか。

将棋の羽生善治永世7冠と囲碁の井山裕太7冠に、国民栄誉賞が贈られた。国民栄誉賞のニュースが出ると、「同じ大物なのになぜあの人は受賞できないの?」という声が出てくる。国民栄誉賞に縁がない人たちの「オトナの事情」を考察しよう。

国民的アニメ『サザエさん』の次期スポンサーが決まり、サザエさんの番組内容やCMに変化が出るのではないかと言われている。新スポンサーの1社として名前が上がるアマゾンは、『サザエさん』で何をアピールしたいのか。その真意を探る。
