
沖有人
第25回
世間では、「高管理費」「修繕積立金不足」など財政破綻予備軍になっている分譲マンションが大半となっている。しかし、放漫財政に対して鋭いメスを入れると、解決できてしまうことも多い。気づく時期がどれだけ早いかで治癒の難易度が変わるのだ。

第24回
首都圏のマンション価格はこの3年で23%も上昇し、バブル気味となっている。足もとで世間の不動産価格は横ばいとなっているが、今後下げ相場に転じると、値上がり幅が大きかった都心ほど下げ幅が大きいように思える。果たして、それは本当だろうか。

第23回
多くの関係者は不動産価格の高騰を不安視している。リーマンショックのような下げ局面がいつか来たら、その際に買いたいと言う人もいる。しかし、次なる局面は意外な展開になるかもしれない。バブル気味の不動産価格がなぜか弾けない「5つの理由」を考えよう。

第22回
金融緩和はマイナス金利に突入した。だぶついたお金は貸し出し先を求めて、担保が取れるものに流れる。その最たるものが不動産だ。「お金を貸します」と銀行に営業され、不動産の購入を検討している人もいるだろうが、現状のリスクも知っておくことが必要だ。

第21回
不動産価格が長期的に上がる最たる理由は人口だ。今の日本は人口減少社会に突入しているため、物件が値下がりするエリアも出てくるはずだ。特に地域差は大きい。人口減少が止まらない日本で、物件が値下がりしないエリアをどう探したらいいのか。

第20回
大惨事となった熊本地震は、改めて地震列島・日本に住む我々の生活リスクを浮き彫りにした。災害大国・日本において我々はどんな意識を持つべきか。不動産選びにおいて、命・生活・資産を守るための鉄則を「リスクの視覚化」によって明らかにしておこう。

第19回
住宅ローンの借り換えが急増しているが、個人が備えるべきは不動産市場の変化に対する中長期的なリスクヘッジだ。 すでに不動産価格はかなり上昇したので、そろそろ下げ相場がやってくるだろう。そうなる前にやっておきたい「5つのこと」を紹介したい。

第18回
「杭の偽装問題」以降、がマンションの売れ行きが悪化している。これからのマンション選びには、どの業者が最も安全・安心かという判断基準が必要となる。そこで、マンション入居者に物件の満足度を大調査。その傾向から「買っていいマンション」の条件を探る。

第17回
マンション探しで理想の物件を絞り込んだら、いよいよ内覧・購入だ。このとき多くの物件購入希望者が付き合うのが不動産仲介業者だが、業界には独特な習慣やトレンドがあるため、注意が必要だ。「ロボット仲介」も駆使しながら悔いのない家探しをしよう。

第16回
自宅が欲しい人は物件検索マニアになり、毎日色々なサイトを見て回ったりする。しかし、それでは多くの時間をとられてしまう。時間をかけずにコストパフォーマンスのよいマンションを探し出す方法はないものだろうか。

第15回
あなたが今住んでいる自宅は、実はキャッシュを生む有望な投資対象かもしれない。それは、持ち家でも賃貸でも同じだ。法人オーナーの場合は「自宅の社宅化」という裏ワザもある。自宅でキャッシュを生む方法を詳しく説明しよう。

第14回
マンション市況を分析するとき、プロは世間と違う視点から現状を探る。プロの目から見て、今まさにマンション価格の「潮目」が変わりつつある。今、マンションを「買いたい」「売りたい」と考えている人は、どうしたらいいのか。

第13回
新年を迎え、企業が決算処理を考える時期がやってきた。経営者が意識したいのは、不動産の減価償却をどう活用するかだ。経営者は個人で不動産を購入し、減価償却の「魔法」を使って課税所得を下げれば、手取り年収を2倍に増やすことも可能だ。

第12回
2016年の税制改正により、相続した土地の売却時の税負担がなくなる一方、相続した物件を空き家のままにしていると税制優遇がなくなることになった。相続した物件を持つ人にとってはまさに明暗が分かれる。うまく処分する方法はないのか。

第11回
2015年の住宅市場には、3つのメガトレンドがあった。それらを集約して整理してみると、2015年は市場の大転換期であったことが改めてわかる。この年末、メガトレンドの考察を通じて、自宅や不動産に対する発想を整理してはいかがだろうか。

第10回
中古マンション価格が値上がりしているが、市場の需給バランスはよくない。「高く売れそうだから」と安易に売却を検討すると、想定外の安値でしか成約しない場合もある。売却で失敗しないために知っておくべき「3つの数字」をお伝えしよう。

第9回
「うちのマンションは管理費が高いかも……」常日頃から、あなたはそう感じていないだろうか。管理費は物件の条件によって想像以上に大きく変わってくる。その負担はバカにならない。知っておいて損はない「管理費の5つの罠」を解説する。

第8回
住むなら持ち家か賃貸か――。これは決着がつかない永遠のテーマである。しかし、「持ち家派」「賃貸派」双方の意見には、論点のズレも見られる。果たして、本当に得なのはどちらか。7つの論点から検証し、終わらぬ議論に終止符を打とう。

第7回
不動産投資は重税である。ゆえに、単なる不動産投資は儲からない。しかし、不動産の特徴をよく分析すれば、重税を多額の節税に変えることも可能だ。たとえば、世間で話題のタワーマンション節税を賢く行うためには、どんな心得が必要か。

第6回
アベノミクス以降続いてきたマンション価格の上げ相場が、いよいよ終焉を迎えそうだ。都市部のマンションの成約価格には、ピーク感がクッキリ見て取れる。今ここで、自宅を売買すべきだろうか。短期・中期の不動産相場をビッグデータで占う。
