
2019.10.10
日銀と金融庁がもたらしかねない「家賃上昇」という生活苦
長らく物価上昇の頭打ち要因だった賃貸物件の家賃が、ここにきて上がり始めている。背景には、日銀と金融庁による政策の意外な影響がありそうだ。このままいくと不動産市場は一段高となり、家賃の上昇で家計が圧迫されそうだ。
スタイルアクト(株)代表取締役/不動産コンサルタント
1988年、慶應義塾大学経済学部卒業後、2社を経て、1998年、現スタイルアクト株式会社を設立。マンション購入・売却者向けの「住まいサーフィン」は30万人以上の会員を擁する。「タワーマンション節税」などの不動産を使った節税の実践コンサルティングに定評があり、不動産分野でのベストセラー作家として講演・寄稿・取材・テレビ出演多数。主な著書に『マンションは10年で買い替えなさい』(朝日新書、2012年)、『マンションを今すぐ買いなさい』(ダイヤモンド社、2013年)、『タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい』(朝日新書、2014年)など。
2019.10.10
長らく物価上昇の頭打ち要因だった賃貸物件の家賃が、ここにきて上がり始めている。背景には、日銀と金融庁による政策の意外な影響がありそうだ。このままいくと不動産市場は一段高となり、家賃の上昇で家計が圧迫されそうだ。
2019.9.26
東京都における空き家率の減少が明らかになった。5年前の10.9%から10.4%に0.5%下がったのだ。これまで5年ごとに1%ずつ上がってきた経緯を見ると、逆回転の様相を呈している。実は空き家率の上昇は、もっともらしいデマである。
2019.9.12
中央区の人口は、1997年と比べて2019年には2倍以上となった。一方、世田谷区でも人口は増えたものの、その増加率は中央区に遠く及ばない。実は、2つの地域の格差には、戸建て中心の街とマンション中心の街という違いが影響している。
2019.8.29
新築マンションの売れ行きが悪い。首都圏では需要がおおむね減退している。分譲価格は高いが儲からないため、開発事業者は賃貸マンションの1棟売りなどに走っている。新築市場が「絶滅危惧種」になりつつあるのはなぜか。
2019.8.1
今、不動産業界にIT化の波がきている。よい仲介業者は「スマート仲介」を心がけ、ITを駆使したコンサルを通じて顧客満足度を高めている。こうしたなか、家探しをしている人はスマート仲介をどう利用し、「儲かる物件」を見つければいいのか。
2019.7.18
マンション価格が暴落するという人は多いが、足もとで価格は下がるどころかむしろ上がっている。さらに、今後も高値を維持して、一段高になってもおかしくない条件が揃いつつあるのだ。東京五輪後でさえ価格が下がりそうにない背景には、どんな事情…
2019.7.4
転勤や勤務先の移転など、一般世帯にはいつ何が起こるかわからない。住みづらくなった自宅は、「貸す」ことを考えてもいい。自宅を賃貸して収入を得ることは、老後を見据えた資産形成に役立つ。日頃から、自宅の「家賃」を調べておくことが必要なの…
2019.6.20
「老後資産2000万円」問題が燻り続けている。不安を持つ人は多いが、老後資産を形成する上で意外に効果を発揮するのが、自宅物件で資産形成をすることだ。その場合に注意すべきは、売らないと現金に換わらないこと。正しい「家活」の方法を教えよう…
2019.6.6
過去10年間、都区部の持ち家率は下落の一途を辿っている。理由はマンション価格の高騰だ。しかし、だからといって賃貸に住んでいればいいというものではない。今後4年ほどは価格が下がることは考えにくいため、積極的に買う理由を考えたほうがよい…
2019.5.23
2020年の東京五輪・パラリンピックの選手宿舎村跡地に「晴海フラッグ」の販売が始まった。特定のエリアにおける未曾有の民間大量分譲なので、市場に与えるインパクトは史上最大級になる。しかしこの物件、買うには吟味が必要だ。5つのリスクと正し…
2019.5.9
大学受験、大学教育、社員教育、そして資格教育まで、今や世の中のあらゆるものは「教育」で成り立っている。最近では、動画教育も流行り始めた。実は、自宅投資にもこうした教育は必要だ。知識があるのとないのとでは、「儲け」の差は数千万円にも…
2019.4.25
新築と中古の販売戸数はすでに逆転しており、マンション市場は中古中心へと変わっている。しかし中古マンションの購入は、新築マンションと比べて難しい。新築市場と違って、業界の商慣習が色濃く影を落としているからだ。失敗しない中古物件の買い…
2019.4.11
東京都区部の賃貸住宅の空室率は約3%程度だ。これは全国的に見るとかなり低い数字であり、住人が退去すると次の家賃は値上げされる傾向が強まっている。家賃の上昇トレンドは家計を直撃する負担となる。賃貸住宅の住民は、どうしたらいいのだろう…
2019.3.28
最近、タワーマンションの売れ行きが悪い。70%が売れ行きの目安と言われる初月契約率が、60%を割り込んでいるのが現状だ。インバウンド需要を背景に高騰していたタワマンは、今後どうなるのか。これからタワマンを買う人が注意すべきポイントを指…
2019.3.14
新築の2つのマンションで迷っている。どちらがいいだろうか――。こうした悩みはよく聞く。似たような条件の新築物件で優劣が付くのは価格面だけなので、住居の向きや眺望などの条件で価格設定はかなり歪んでしまう。より割安な住戸を見つける視点…
2019.2.28
スルガ銀行事件が、不動産市況の変わり目をもたらしている。地銀を中心に、個人に対する投資用不動産の融資が急速に縮小している。住宅ローンを借りて投資用不動産を運用している人などは、要注意だ。大受難時代をサラリーマン投資家はどう乗り切る…
2019.2.14
消費税改定前には、いつもマンションの駆け込み需要が発生する。理由は、消費税が上がる際に最も高価な買い物は家なので、増税前に買う方がお得だというものだ。しかし、実はそうではない。今回の増税では、消費税増税前に買わないほうがずっとお得…
2019.1.31
資産性が高いマンションには、都心、駅近、大規模、タワーといった共通の条件がある。しかしそんな物件は「億ション」ばかりで、一般人には手が届かない。そこで、安いわりに資産性が高い物件を「お買い得な駅」という観点から初ランキングしてみよ…
2019.1.17
新築マンションの売れ行きが急速に悪化する一方、中古マンションは堅調に販売戸数を増やし、成約戸数はすでに新築を逆転している。なぜ、このような現象が起きているのか。背景には、いくつかの事情により、魅力的な新築マンションが激減している事…
2018.12.20
総戸数が多い大規模マンションは値上がりしやすい。一方で小規模マンションは資産性が低く、値上がりしにくいと思われがちだ。しかし、少なくとも都市部に限ってみれば、それは誤った通説である。顕著に値上がりしている場所もあるのだ。その理由と…
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