参院選投票日が7月10日に迫っている。若者の投票率が低いと言われ続けているが、若者は誰に投票すべきかわからなくても投票に行くべきだ。若者が投票することで、シルバー民主主義を防ぐことができ、投票すること自体に意義があるといえるからだ。詳しく解説しよう。(経済評論家 塚崎公義)
誰に投票したら良いかわからない?
日本は若年層の投票率が低い
参議院選挙が公示された。投票日は7月10日だ。独裁政権を倒した経験を持つ国民ならば、選挙に対する関心は強いだろうが、日本では選挙への関心はそれほど強くない。
特に、若者の中には、政治に関心が薄い人や、誰に投票したら良いかわからないという人も多いだろう。それ以外にも選挙に行かない理由は多数あるだろうが、筆者はぜひ選挙に行くように若者に勧めている。忙しいから選挙に行けないという人もいるだろうが、期日前投票も可能なので、空いている時間を見つけて投票すれば良い。
なぜ若者に投票を勧めているかというと、誰に投票すれば良いかわからなくても、とにかく投票することが若者の利益になるからだ。投票すること自体が政治家に対するプレッシャーとなって、政治家が若者のことを真剣に考える原因となるのだ。
政治家が高齢者を優遇する
インセンティブとは?
「シルバー民主主義」という言葉を知っているだろうか。