校條 浩

校條 浩

(めんじょう・ひろし)
NSVウルフ・キャピタル・マネージングパートナー

小西六写真工業(現コニカミノルタ)にて写真フィルムの開発に従事。その後MITマイクロシステムズ研究所、ボストン・コンサルティング・グループを経て、1991年にシリコンバレーに渡る。94年よりマッケンナ・グループのパートナーに就任。2002年にネットサービス・ベンチャーズを創業。2011年からは、先進VCに出資するNSVウルフ・キャピタルを立ち上げ、企業イノベーションを先導している。主な共著書に『ITの正体』『シリコンバレーの秘密』(インプレスR&D)、『日本的経営を忘れた日本企業へ』『成長を創造する経営』(ダイヤモンド社)。東京大学理学部卒業、同修士課程修了。米マサチューセッツ工科大学(MIT)工学修士。

第52回
「両利きの経営」と参謀
校條 浩
デジタル化の大きな波の中で、全ての企業で事業のイノベーションが課題となっている。既存企業でのイノベーションへの取り組みで問題になるのが、「イノベーションのジレンマ」だ。
「両利きの経営」と参謀
第51回
「新移住中国人」の世紀
校條 浩
ITによる事業転換があらゆる業種に広がっており、シリコンバレーからヒントを得ようと、日本を含む世界中の企業が盛んに“シリコンバレー詣で”を続けている。だがこの動きに水を差したのが、米中貿易摩擦など反中国の先鋒であるトランプ米大統領による締め付けだ。
「新移住中国人」の世紀
第50回
ディープテックと創造型技術者
校條 浩
GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムの頭文字)という文字を見ない日はない。インターネットやモバイル、ソーシャルメディア、電子商取引で市場を独占するような圧倒的な量の顧客基盤を持ち、そこから得られるデータと、AI(人工知能)によって、GAFAの牙城は当分崩れそうにないと思われている。
ディープテックと創造型技術者
第49回
ネットワーキングの三つの要諦
校條 浩
最近日本企業の間で、異業種の企業がぶつかり、掛け合わせるオープンイノベーションが必要だと盛んにいわれるようになった。だがここで強調しておきたいのは、実際にぶつかり合うのは、企業ではなく、生身の人間同士だということだ。
ネットワーキングの三つの要諦
第48回
デザイン思考は脱おっさん化から
校條 浩
日本企業の間で「デザイン思考」の導入がはやっている。新事業の創造が喫緊の課題と認識し始めた企業トップが、「社員の事業創造力を高めるためにデザイン思考を取り入れよう」というわけである。だが、デザイン思考ははやっている割に、その本当の意味が理解されにくい厄介な代物である。
デザイン思考は脱おっさん化から
第47回
AIを錦の御旗にするな
校條 浩
日立製作所会長で、日本経済団体連合会会長を務める中西宏明氏が「終身雇用はもう守れない。制度疲労を起こしている。雇用維持のために(不良)事業を残すべきではない」と発言して物議を醸している。だが、すでに終身雇用は崩れかけているのが現実だろう。
AIを錦の御旗にするな
第46回
シリコンバレー研修で心に火がついた中学生の可能性
校條 浩
「Stay hungry, stay foolish」──。米国が卒業式シーズンを迎える6月になると毎年、この言葉を思い出す。今や伝説となった故スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学卒業式でのスピーチの一節だ。シリコンバレーに生きるわれわれの心に、今でも真っすぐ突き刺さる。
シリコンバレー研修で心に火がついた中学生の可能性
第45回
日本が米中巨大テック企業と戦わず、AIの遅れを挽回する方法
校條 浩
米大手コンサルティングファームのボストン・コンサルティング・グループが「AI(人工知能)を利用する最もイノベーティブな(創造性の高い)企業トップ50」を発表した。
日本が米中巨大テック企業と戦わず、AIの遅れを挽回する方法
第44回
中央集権的な人事管理で、変化が激しい時代に成長は可能か
校條 浩
先日、配車サービス企業の米リフトが米ナスダック市場に上場した。時価総額は上場時、優に2兆円を超えた。競合である米ウーバーも上場を予定しており、時価総額は6兆円を超えると予想されている。
中央集権的な人事管理で、変化が激しい時代に成長は可能か
第43回
イノベーションに必要不可欠な奇人を支える「名脇役」とは
校條 浩
3月末で放映が終了したNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」は、新しい市場を創造するような画期的な商品を世に送り出すには、本人の資質だけではなく、周囲の“役者”が欠かせないということを示しており、非常に興味深かった。
イノベーションに必要不可欠な奇人を支える「名脇役」とは
第42回
日本人ビジネスマンは、決まった仕事をこなすだけの「レイバー」へ退化していないか
校條 浩
先日、「NHK就活生応援キャンペーン」というテレビ番組を見た。企業の人事担当者が、「就職試験での問題の意図は何か」「企業はどんな人物を求めているか」などを、懇切丁寧に解説する内容だった。
日本人ビジネスマンは、決まった仕事をこなすだけの「レイバー」へ退化していないか
第41回
日本の自動車・IT業界が熱視線、「シリコンバレー4人組」の教え
校條 浩
今シリコンバレーには日本の自動車業界とIT業界から熱い視線を集める4人組がいる。彼らは「シリコンバレーD-Lab」(以下、D-Lab)。これまでに彼らが発表した三つの報告書は、両業界の幹部が舐めるように読んだといわれる。
日本の自動車・IT業界が熱視線、「シリコンバレー4人組」の教え
第40回
「日本企業は意思決定が遅い」と言わせぬために、経営トップは郷に入れ
校條 浩
日本企業は意思決定をしない、あるいは意思決定が遅い――。これは米国で定着している日本企業の評価だ。
「日本企業は意思決定が遅い」と言わせぬために、経営トップは郷に入れ
第39回
ゴールドラッシュのシリコンバレーで、”金”を掘り当てるための心得
校條 浩
「サンフランシスコ49ers(フォーティーナイナーズ)」は、シリコンバレー近辺を本拠地とする人気プロフットボールチームだ。49ersの由来は、1849年に金を求めてカリフォルニア州に人々が殺到したゴールドラッシュ。西海岸の辺境の地が現在のような豊かなカリフォルニア州(ゴールデンステート)となるきっかけになった。
ゴールドラッシュのシリコンバレーで、”金”を掘り当てるための心得
第38回
産業革新投資機構のゴタゴタから、官民ファンドの正しい姿を考える
校條 浩
昨今、日本でもベンチャーキャピタル(VC)のようなリスクの高い投資ファンドが話題に上るようになった。そんな中、去年の暮れに、官民ファンドである産業革新投資機構(JIC)の民間出身の取締役9人が、新ファンドが船出する矢先に全員辞任するというニュースが大きく報道された。
産業革新投資機構のゴタゴタから、官民ファンドの正しい姿を考える
第37回
日本企業に求められる「起業家サラリーマン」
校條 浩
平成の30年間を振り返ってみると、日本の産業界は停滞し続けてきた。この原因は、高度成長型の産業からイノベーション型の産業への転換ができなかったことにある。日本企業は大急ぎでその転換を図るべきだが、その前に見過ごせない現実がある。それは「サラリーマン」の活力低下だ。
日本企業に求められる「起業家サラリーマン」
第36回
シリコンバレーで躍動する3人から、イノベーション人材の発掘法を考える
校條 浩
先日、ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑・京都大学高等研究院特別教授がこうコメントしていた。「(イノベーションを起こすには)ばかげた挑戦をやりやすくする環境整備をすべきだ」。これは全ての日本企業が肝に銘ずるべき言葉だ。
シリコンバレーで躍動する3人から、イノベーション人材の発掘法を考える
第35回
イノベーション生み出すための5つ行動原理
校條 浩
イノベーションのための専門組織を設ける日本企業が増えている。多くの場合、新組織は事業開発や経営企画のマネジャーを中心に、研究開発や各事業部から人を集めてつくられることが多いようだ。
イノベーション生み出すための5つ行動原理
第34回
伸びるスタートアップに数千社の中からたどり着く方法
校條 浩
最新のテクノロジーを取り込み、既存のビジネスモデルを変革するような「イノベーション」は、ITやエレクトロニクス企業などの技術系企業ばかりではなく、金融から農業まで全ての業種に求められている。
伸びるスタートアップに数千社の中からたどり着く方法
第33回
大阪市での経験から学ぶモビリティー後進国にならないための鍵
校條 浩
先日のモビリティーに関するトヨタ自動車とソフトバンクグループの提携発表は世界に衝撃を与えた。世界で900万台超の新車を販売し、日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ。一方、情報通信とメディア事業を核に投資や買収を繰り返し次々と戦線を拡大する、暴れん坊のソフトバンク。立ち位置や文化があまりにも違う両社が提携したことは、「ITけん引産業」への転換の象徴的な動きだといえる。
大阪市での経験から学ぶモビリティー後進国にならないための鍵
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