小倉健一
会社の忘年会には賛否両論があり、長年激論が交わされてきたが、「経営の神様」と称された稲盛和夫氏は忘年会をとても大事にしていた。かつて1年に60回も出席したことがあるという“伝説”も残るが、なぜそれほど忘年会を重視したのか。

雑誌の衰退が止まらない。総合週刊誌の世界で最古の歴史を持つ「週刊朝日」の休刊がその最たる例だ。「オワコン」とも称される紙の雑誌を抱える出版社はどうすれば生き残れるのか。ビジネス誌「プレジデント」の編集長を務めた自身の経験と、「経営の神様」と称された稲盛和夫氏の経営手法から、サバイバル術を考えてみたい。

岸田政権の支持率がまた最低を更新した。そんな「打つ手なし」状態の岸田文雄首相が参考にしたらいいのが、「経営の神様」と呼ばれた稲盛和夫氏だ。もし今「稲盛和夫首相」だったら、日本をどう再建するのか。稲盛氏の提言などを基に読み解いてみよう。

イジメにあった子に「題目を唱えなさい」創価学会が急速に成長した理由
創価学会の第3代会長を務めた池田大作氏が亡くなった。偉大なるカリスマなき後の創価学会はどうすべきなのか。

電気代やガス代、ガソリン代などが高止まりし、企業の財務も家計の懐も圧迫している。この状況で参考にしたいのが、「経営の神様」と評された稲盛和夫氏のコスト削減術だ。「ちりも積もれば山となる」レベルの節約から、大型投資による10億円単位の経費削減まで、強い意志と戦略でコストを切り詰めることこそ、稲盛流経営の真骨頂だったからだ。では、これを家計に応用するとどうなるのかについても考えてみたい。

「経営の神様」と称された稲盛和夫氏の経営哲学を、自らの経営に生かしていた物流企業の経営者がいた。その人物の経営手腕を振り返ると、「稲盛氏だったら『物流の2024年問題』をどう解決するか?」という問いの答えも見えてくる。

「目には目を」を超えるイスラエルのすさまじい復讐劇…今こそ停戦の時ではないか
日増しに「人道危機」の声が高まっていくイスラエル・ハマス戦争。イスラム組織ハマスに対するイスラエルの報復はすさまじいものがあるが、今こそ停戦の時ではないか。

明治神宮外苑、浜町公園…樹木愛をこじらせた「伐採反対派」活動家の難クセ
明治神宮外苑の再開発について反対運動が巻き起こっている。しかし、事実誤認をベースにした反対論も多く、まともな議論が成立していない場面が散見される。そこで、この議論に参加するならば最低限知っておきたい重要な論点について整理した。

40代といえば、知見や人脈が結実した働き盛りとしてますます活躍できるか、体力や気力の衰えを感じて第一線を退き始めるかの境界線を迎える時期だ。そこで今回は、40代からさらに成長したい人に向けて、著名な経営者3人の40代の経験を振り返り、そこからの学びをお届けしたい。

40代といえば、知見や人脈が結実した働き盛りとしてますます活躍できるか、体力や気力の衰えを感じて第一線を退き始めるかの境界線を迎える時期だ。そこで今回は、40代からさらに成長したい人に向けて、著名な経営者3人の40代の経験を振り返り、そこからの学びをお届けしたい。

秋田のクマ3頭「なぜ殺した」苦情殺到も、『美味しんぼ』山岡士郎の激論が示唆に富む
秋田県で野生のツキノワグマ3頭が駆除されたことに対して、「なぜ殺したのか」といった苦情が自治体に殺到しているという。人間が生きていく上で動物の命を奪うことの是非をどう考えたらいいのか。鳥獣保護法や動物愛護法に精通する弁護士に見解を求めたところ、「人気マンガ『美味しんぼ』の内容が示唆に富んでいる」という意外な答えが返ってきた。

突如として訪れた「値上げが当たり前」の時代。しかし、それにあらがい、「逆張り戦略」を採っているのがサイゼリヤだ。300円の「ミラノ風ドリア」に代表される、安くておいしいメニューをそろえ、ごく一部を除いて値上げせずに踏ん張っている。そんなサイゼリヤのミラノ風ドリアは、「経営の神様」と称された稲盛和夫氏の経営哲学そのものといっても過言ではない。

藤島ジュリー景子氏は、亡き母である藤島メリー泰子(メリー喜多川)氏から相続したジャニーズ事務所を廃業する決断をした。今後しばらくは打ちのめされた日々が続くかもしれないが、そんな藤島氏に知ってほしいのが、稲盛和夫氏の人生の浮き沈みだ。あの「経営の神様」も、不祥事を犯し、極限の精神状態まで追い詰められる暗黒時代を経験しているのだ。

かねて電気自動車(EV)を購入する際の懸念材料となっていた航続距離や充電インフラの問題は、いまだに解決に至っていない。筆者もそろそろクルマを購入しようかと考えているが、EVという選択肢では生活の質を落とすのは間違いなさそうだ。そのいくつもの理由をお伝えしたい。

筆者の愛読誌の一つである「月刊食堂」に本当によくできた特集が載っていた。その名も「この社長の独自理論がおもしろい」だ。その中に登場する経営者の中には、「経営の神様」と称された稲盛和夫氏の教えとも通底するような独自の経営理論を語る社長も登場していた。ぜひご紹介したい。

自民党内の最大派閥「安倍派(清和政策研究会)」が、15人もの船頭を抱える集団指導体制に移行した。いったいなぜそんなことが起きたのか。森喜朗元首相に支配された、「迷走」としかいえない安倍派の現状を解説する。

公正取引委員会が、ヤフーなどのニュースプラットフォーム事業者と新聞社などのメディア各社の取引実態を調査した報告書を公表した。新聞各紙はその内容の一部を取り上げて、こぞって「ヤフーは優越的地位の可能性」と報じている。しかし、その報告書の別の部分には、新聞が「報じない自由」を炸裂させた、「新聞はオワコン」宣告ともいえる内容が盛り込まれていた。

企業からの広告や番組の出演契約を打ち切られるなど、ジャニーズ事務所に所属する多くの罪なきタレントたちが苦境に立たされている。そんな彼らに伝えたいのが、「経営の神様」とまで言われた稲盛和夫氏の言葉だ。大成功に見える人生の裏では、本人の賢明な努力とは別のところで襲いかかってくる逆風や不運に幾度も見舞われていたからだ。稲盛氏が「挫折続きだった人生が一転した」と振り返る覚悟の中身をご紹介しよう。

値上げが日常茶飯事になった今でも、20年前から「中華そば390円」の価格を守ってきたラーメン・中華チェーン「日高屋」。その創業者である神田正会長は、波乱万丈なラーメン人生の中で、経営の神様・稲盛和夫氏からあるアドバイスをもらう機会に恵まれたという。そのときに大反対された「意外なこと」とは?

「実は、日本は世界で3番目に貿易障壁が少ない国です」――。国際知的財産法と通商政策のデータアナリストであるフィリップ・トンプソン氏は、Property Rights Alliance(財産権連盟、PRA)における「国際私有財産指数」「国際貿易障壁指数」の作成責任者だ。全米立法交流評議会に在籍していた時代には、TPPによる影響分析に関するレポートを執筆するなど、世界の貿易障壁に関する研究を進めている。そんなトンプソン氏に、日本の貿易状況について直撃した。
