宮武和多哉
渋谷、新宿、池袋駅で一大勢力を築いた電鉄系百貨店が、大きな転換期を迎えている。東急百貨店が閉店するなど、街の再開発に伴い「縮小・撤退ドミノ」にあるのだ。西武池袋本店では売却・ストライキ騒動も勃発。片や、呉服店系百貨店の代表格・伊勢丹新宿本店は、富裕層戦略で過去最高の売上高をたたき出している。明暗が分かれる理由を多方向から分析してみよう。

「空飛ぶ路線バス」Zipparが未来的でカッコいい!運転手不足の救世主になるか?
路線バス運転手の過酷な労働環境を、働き方改革に導くかもしれない乗り物が現れた。その名もZippar。自動運転する都市型ロープウエー、いわば「空飛ぶ路線バス」だ。初期投資・運営費とも低コストで済む特徴と、実現に向けてクリアすべき課題について取材すると、日揮をはじめ大手企業がサポートする理由が分かった。

フェリーがぎゅうぎゅう詰めの大部屋移動だったのは、もはや遠い昔の話。今どきのフェリーは、種類豊富な個室と、飲食やアクティビティーでも質の高いサービスを提供している。時間を有効に使えて、高騰するガソリン代の節約にもつながる、進化した長距離フェリーを写真と共に見てみよう。

8月10日に中国人団体旅行が解禁されたこともあり、インバウンドの完全復活が期待されている。一方、観光地ではオーバーツーリズムに困惑する様子も。「SLAM DUNK踏切」で人気の江ノ電・鎌倉高校前駅で起きている問題を取材した。

四国新幹線の「夢の跡」が人気サイクリングロードに?大鳴門橋の知られざる歴史
大鳴門橋の下部にある遊歩道「渦の道」は、「鳴門の渦潮」を観察できる人気スポット。実は、渦の道がある空間は、もともと四国新幹線が走行するスペースとして整備された。ほぼ完成していながら、なぜ渦の道は「新幹線の道」になれなかったのか。その歴史をたどってみよう。

鉄道会社なのに「お菓子の売り上げ8割」銚子電鉄が示す瀕死のローカル鉄道が生き残る道
千葉県のローカル私鉄、銚子電鉄が創業100周年を迎えた。経営危機を幾度も乗り越え、「奇跡のぬれ煎餅(せんべい)」ストーリーで勢いづく今、「本業と副業の逆転」「エンタメ化」を突き進められるだろうか。

東海道新幹線のチャイム、TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」が終了…20年も愛された理由は?
東海道新幹線でおなじみの、TOKIOのヒット曲「AMBITIOUS JAPAN!」をモチーフにした「メロディーチャイム」が7月20日に終了する。曲名と同じキャンペーンが始まった20年前、きっかけは飛行機に対抗した「移動シェア争い」だった。JR東海にとってまさに「アンビシャス」(野心的)な挑戦だった一大キャンペーンを振り返る。

国内航空の規制緩和が本格化してから四半世紀がたつ。その間、浮かんでは消えていったベンチャー航空会社の足跡を追ってみる。そして、新潟発「トキエア」は同じ轍を踏まずに済みそうなものか、検証してみよう。

東京の新橋駅~豊洲駅間を走る「ゆりかもめ」には長らく延伸計画があるが、実現には至っていない。一方、ほぼ同じエリアには「臨海地下鉄構想」が浮上し、実現に向けて動き出している。このエリアには東京五輪選手村跡地で、総計画戸数5000戸超のマンション群「晴海フラッグ」が、2024年春に入居開始予定だ。東京・臨海部における2つの新交通網の“勝敗”の行方を追った。

わずか15年半しか営業できなかった上に、撤去に約130億円の費用を要する愛知県小牧市郊外の宅地の一角にある、「ピーチライナー」こと桃花台(とうかだい)新交通・桃花台線。人口230万人を擁する名古屋市の30km圏内で、巨大なニュータウンの足となるはずだった鉄道は、なぜ短期間でその使命を終えたのか。

「渋滞王」の異名を取る阪神高速・3号神戸線が5月19日から6月7日まで19日間、終日通行止めになる。リニューアル工事になぜ19日間も要するのか、阪神高速道路を取材したところ、老朽化の切実な現状が浮き彫りとなった。

連休で出かける予定はないけれど、自宅で過ごす時間はある…そんな人は、駅弁の容器を活用して楽しむのはどうだろう。例えば「峠の釜めし」の容器は、炊飯や煮込み料理、製パンにも最適だ。30個以上の釜めし容器を実際に再利用してきた筆者が、その使いこなし術を紹介する。「名物駅弁の再現で旅行気分を味わう方法」についても伝授する。

2023年春の大型連休は遠出する!という人も多いだろう。そんな時に心配なのが、「渋滞」だ。そこで今回、「高速道路の渋滞発生予測」をランキング形式で紹介する。特に長い渋滞が起こりそうな区間では、一般道の迂回(うかい)ルートも伝授しよう。

2023年春の大型連休は遠出する!という人も多いだろう。そんな時に心配なのが、「渋滞」だ。そこで今回、「高速道路の渋滞発生予測」をランキング形式で紹介する。特に長い渋滞が起こりそうな区間では、一般道の迂回(うかい)ルートも伝授しよう。

2023年春の大型連休は遠出する!という人も多いだろう。そんな時に心配なのが、「渋滞」だ。そこで今回、「高速道路の渋滞発生予測」をランキング形式で紹介する。特に長い渋滞が起こりそうな区間では、一般道の迂回(うかい)ルートも伝授しよう。

千葉県・東葉高速鉄道が、早くて2028年度にも資金ショートする可能性が取り沙汰されている。多額の長期債務残高があり、利払いだけでも精いっぱいな状況が続いているからだ。その原因を突き詰めると、建設前の「鉄建公団」の枠組みにある。最近の金利上昇も“泣きっ面に蜂”状態で、返済にはさらなる不幸が襲い掛かることになりそうだ。

かつて全国を駆け巡っていた寝台列車「ブルートレイン」の客車を改装した宿泊施設が、全国で5軒営業している。年季の入った客車を使った宿にもかかわらず、なぜ人気なのか? 経営面の課題も探った。

千葉県を走るJR久留里線の一部区間は、「100円稼ぐのに1万9110円の費用がかかる」。全国有数の赤字路線である。久留里線の中でも、なぜ久留里駅~上総亀山駅間は際立って経営が立ち行かなくなっているのか。一方、木更津駅~久留里駅間も利用客が激減し、安閑としてはいられない。現地に足を運んで徹底取材した。

名古屋駅の地下街「メイチカ」が、3月末をもって閉鎖する。名古屋駅前ではリニア中央新幹線・名古屋駅の建設に伴う再開発が進行中。平成初期に設置された複数のモニュメントは次々と撤去され、名物飲食店の閉店も相次いでいる。今後、名古屋駅はどう変わっていくのだろうか。

JR根岸線・桜木町駅の駅そば店「川村屋」が、後継者の不在と従業員の高齢化を理由に3月末で閉店する。川村屋が洋食の食堂として構内営業を開始したのは、まだこの駅が「横浜駅」だった1900(明治33)年のこと。創業123年の“知られざる歴史”に迫る。
