なお、日本の公式推計に比べて日本の高齢化率の国連推計値が低い水準になっているが、これは、将来人口推計に当たって、いずれの国でも出生率の水準がいずれは人口置換水準(2+α)に収束してくると仮定されているためである。つまり日本の場合は現在の水準からかなり上昇すると仮定されているからである。従って国連の将来推計は日本については推計値と言うより目標値に近い結果となっているのである。

増える百歳以上の超高齢者
2015年には6万人超え

 65歳以上の高齢者は、75歳未満の前期高齢者と75歳以上の後期高齢者に区分されることがある。健康上の問題や要介護の割合などから同じ高齢者でも両者を区分した方がよい場合も多いからである。高齢化比率が上昇する中、ケアの必要性がより高い後期高齢者の比率はそれ以上のテンポで上昇する点が指摘されている。ここでは、この点は省略し、高齢者の中でも以前なら本当に希な存在だった百歳以上のいわば「超」高齢者が最近は大きく増えている点を最後に視覚化しておこう。

図3 超高齢者の増加
   ──百歳以上高齢者数の年次推移

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