「園芸セラピー」のメリット
「園芸セラピー」の利点としては下記のものがあるようです(「園芸療法プログラム集・園芸療法とは」より抜粋)。
●何かを育てるという行為は、創造性や自尊心に繋がる
●自分がやっていることに興味をもてば、「工夫しよう」とする気持ちが出てくる
●育てている植物が、自分を必要としていると感じてくる。そして植物以外の生き物も何となく自分を頼っているように感じてきます
●うまく育たなかった経験から、植物からどうしたら良いのかを学ぶことができる
●「生きているものは絶えず変化している」ということを知ることができる
●うまくいかないこともあるが、「やり直す」機会も与えられているという事に気付く
●園芸作業は他人と競う必要のない世界ですし、誰でも参加でき、誰でも喜びや楽しみをもつことができる
●日光を浴び、きれいな空気を吸い、体を動かして楽しむことができるので、ストレス発散にも最適である
●植物を育てていて、その時々でどうしたらよいか、ということも学ぶことができる。いろいろなやり方を試してみるということで、柔軟な姿勢と考えができるようになる
つまり、「園芸セラピー」では、受身ではなく積極的に育てようとする対応力が求められ、自然と責任感が出てきます。
このあたりが、単なる「癒し」とは違うところかもしれません。
畑で「ヨガ教室」は実現するか?
風来では、まだ療法とまで専門的なことはしていませんが、いずれその道のプロの方と手を組んだり、ヨガインストラクターの方と畑(大地)でヨガ教室ができないかと思っています。
実際、今やっている畑の栽培教室も人気で、土への接触が求められていると実感しています。
農作業は大変なことと思われがちですが、こういった効用を知ると、実益を得ながら、心を健康にしてもらっているととらえることができます。
これからの農家は、こういった知識も得ながら、家庭菜園の先生になっていくというのもひとつの手ではないかと思います。
土に触って、植物を育てるのは、農・食への理解が一番深まることですから。