13時~15時の時間の
有効な使い方とは
13:00~15:00、昼休み2時間の活用法について、政府から、以下のような具体的な〝お達し〟をしてほしい。
- ・営業であれば、13時~15時の時間に外回りや、移動時間にあてるようにする
- ・労働基準法の問題があれば、業務の範囲内でランチ会議・打ち合わせの時間にあて、業務扱いにする
国の施策として発表できるなら、以下のようなものも可能ではないか。
■昼休み時間の有効活用
- 1.朝活を昼活に(朝活は根づいてきているが、それを昼休み時間に行う)
- 勉強会やプログラム、フィットネス、習い事など
- 2.ランチ会議・打ち合わせ制度
- レストランやカフェでも、無線LANがあればパソコンを使った打ち合わせもできる
- 3.ランチ営業の推進
- 取引先や顧客とのミィーティング、いわゆる営業活動をこの時間帯にランチをしながら行う。営業心理的にも温和になる時間帯でもある
- 4.「在食」勤務の容認
- 食事とる場所で仕事をすること、13時~15時の在宅勤務やいわゆる〝ノマド〟勤務を認める
昼休みの使い方ひとつで、
節電もできる、景気も上向く
さらにこの昼休み対策がもたらすものは節電効果にとどまらない。エアコンが止っているから、みんなオフィス以外の涼しい場所に集まろうとするだろう。
昼食は外で食べるようになる。そうすればランチ需要が高まれば、外食業も潤う。
また2時間も昼休みがあると、ランチの後、ちょっとしたショッピングもできる。一駅となりの百貨店に足を運ぶこともできる。本を読んだり、マッサージに行ったりする時間的余裕も出てくる。子育て世代のビジネスパーソンであれば、夕飯の買い物やクリーニング店などにも行けるのは助かるだろう。小学生の子供がいるご家庭なら、子供と一緒に昼食がとれるかもしれない。
昼休みの使い方そのものが変わることで、消費行動が活性化して経済が回る。
昼休み対策は、消費の促進、景気の向上にも効果をもたらす可能性があるのだ。
私たちが毎日何気なく過ごしている昼休みの使い方ひとつで、「経済を回しながら電力を削減し、計画停電を回避」できるアイデアと言えよう。