規制でアクセスできないツイッターに代わり、
中国企業が提供するミニブログに人気が集中

 日本でも多くの人が利用しているミニブログ「ツイッター」(Twitter)。中国でも、昨年からミニブログの利用者が急激に増えている。しかし、中国で普及しているのは、政府の規制により中国ではアクセスできないツイッターではなく、中国ローカル企業が提供するミニブログだ。

 そしてその中でも一番利用者が多いのが、ポータルサイトなどを運営する中国大手IT企業「新浪」(SINA)が運営する「新浪微博」(SINA WEIBO)というミニブログサービスだ。今回は、このSINA WEIBO(以下、WEIBOと略す)を採り上げて、その概要およびビジネスへの活用事例などを書いてみたい。

 WEIBOの利用者は、2010年11月の5000万人から2011年4月時点の1億4000万人へと、驚異的なスピードで増えている。毎日の投稿数が5000万件以上で、投稿の半分以上は携帯からの投稿と言われている。利用者の年齢も20~40代まで幅広いのが特徴だ。

 『上海商報』(2011年5月13日)によると、WEIBOを運営する新浪は、関連設備整備、コンテンツ充実、人材強化のために、今年1億USドルをWEIBOに投資するようだ。今後も競合を引き離し、中国のWEIBO市場で独走態勢を築くつもりなのだろう。

 リツイートなどにより、一気に情報を拡散することができるミニブログで影響力を高めるには、「フォロワーの数」が重要となる。WEIBOの中でフォロワー数ランキングのトップは、818万人の人気女優・姚晨(ヤオ・チェン)。

 トップ10は姚晨(ヤオ・チェン)を筆頭に、芸能人が占める。人口の違いはあるが、この818万人というフォロワー数は、米国のオバマ大統領(807万人)とほぼ同じで、日本でフォロワーが一番多いと言われているソフトバンク孫正義社長(117万人)を軽く超える規模になる。