この夏、さらに効果を発揮するワークスタイル

「○○でノマドなう」
 「カフェでノマドってます」
 「××さんもノマドりませんか?」

 フリーランサーだけでなく、会社員でも積極的に仕事を外に持ち出す人が増えてくると、Twitter上では、こんなふうにノマドを「動詞」として使う人も珍しくなくなりました。

 ノマドワーキングの有効性を実感した人が、次々と「オフィスの外」を効果的に活用するようになってきたのです。ノマドができると、場所に縛られないというだけでなく、さまざまな効果が生まれます。

 私は、ノマドワーキングの有効性について、先日より実際にノマドを実践しているみなさんにご協力いただいて、アンケート調査を実施しています。

【ノマドワーキングの「効果」についてのアンケート】
http://nomadworking-lab.com/#6fd/custom_plain

 まだ調査の途中ではありますが、途中集計段階では多くの方がノマドワーキングで作業するほうが仕事の効率が上がると回答しています。具体的には、例えば以下のような点で効果を実感しているという回答が寄せられています。

「あのカフェで、この仕事をするという目的がはっきして、集中しやすい」
「オフィスでの仕事と違い、不意の電話や訪問などの雑事に邪魔されない」
「自宅で仕事するのと比較すると、人に見られているという緊張感がある」
「場所を変えることで気持ちを切り変えることができる」
「電源のない場所では、逆に電池切れまでに終わらせようという追い込み環境を作れる」
「すわり心地のよくない場所も、逆に短時間作業に集中できる」
「自分のリズムで休憩を入れられるため、結果として長時間仕事ができる」

 一方で、これまでノマドワーキングに対して無関心だった企業も、この夏、節電対策からサマータイムを導入するところが増えています。

 仕方なくという本音を持つ企業もあるとは思いますが、ノマドを導入しようと考える企業は日々増えているようです。私のところにも、企業やメディアから、問い合わせが多数寄せられています。

 企業のご担当者の方々、そして、この夏、オフィスから締め出されそうなビジネスパーソンのみなさん、これを機会にノマドワーキングの有効性について真剣に考えてみましょう。