1日5分!
リスニングとスピーキングの両方が
鍛えられる一石二鳥トレーニングとは?
こうして親の英語力も知らずにアップしていきます。
音読は「シャドーイング」と言って、ネイティブスピーカーの音声を流しながら、テキストを見ないで、聞いたあとすぐに上書きするように聞いたままに次々とマネして声に出す方法を用います。
親も子も1日5分するだけで、リスニングとスピーキングの両方が鍛えられる「一石二鳥」のトレーニングとは「音読」のことです。
子どもが「シャドーイング」しているときに、親もやってみます。
親の声が邪魔になるようでしたら、「マンブリング」と言って、ぼそぼそとつぶやくような声でやってみましょう。
語学は経験が重要。毎日5分でも英語を発声していると、英語に対する抵抗感がまず消えます。
単語量が増えると、言いたいことが言えるようになります。
「シャドーイング」していると、リスニング力がアップするので、日本人が最も恐れる、「英語で何を話しかけてきているのか聞き取れない」から英語で返事ができない、という問題が解決します。
英語を一緒に学ぶのは、「負うた子に教えられる」というよりは、むしろ、「同じ時間を共有し、外国語を共有し、共に新しい世界を獲得する」イメージでしょうか。
お母さんは英語なんてわからないから自分でやりなさい、英語塾に入れているのだからがんばりなさい、そうではなく、昔習った文法英語・和訳英語・書き取り英語の「不要3兄弟」(連載第1回 参照)のことはすべて水に流して、新しい気持ちで、ご一緒に取り組んでみませんか。