英語の基本は「音読」にあり
中学から英語を始め、英語圏に一度も住んだことがない私が、どうしてハーバード生に試験問題をつくり、英語で面接できるようになったのでしょうか。
私の英語は、「音読」できた瞬間からスタートしました。
私は、小学生のときに、テレビCMに出てくる英語の「音」と「文字」が一致することに気づいたのをきっかけに、教科書が音読できるようになっていました。
SHARP、NATIONAL(当時)の文字は「シャープ」「ナショナル」という音だと気づいた。ただそれだけなのです。
SHAの音は「シャ」ではないか、TIOの音は「ショ」だ。まさに、この本で紹介する「なぞり読み」を意識せずにやっていたのです。
そのため、「勉強せずに」あらゆる英文を声に出してスラスラ読め、意味は辞書を引けばわかる。自然とそんな子になっていたのです。
当時流行っていたカーペンターズのレコードで、歌声と歌詞カードの文字が一致したうれしさで、何度も歌ってみたものでした。
意味が正確にわからないのに、歌詞で覚えた英語表現も多々あります。
SONYを「ソニー」と読むだけなら1秒です。歌詞カードの1曲は3分です。
これだけで本当にOK。英語の基本は「音読」なのです。