普通の投稿に長文のアドバイス
返信が億劫になりROM専に

 続いて、「受け手側」で厄介だと思われる人たちについて。26歳の女性・Bさんから聞いた。

 以前は活発にSNSで発信側として投稿を行っていたBさんだが、現在は投稿をまったく行わない、いわゆるROM専である。自分の投稿に対する反応に対してどうコメントするかを考えるのが段々煩わしく感じられるようになり、今のスタイルに落ち着いたそうだ。

「男性に多いですが、『冗談でからんでくるのだけど、その冗談がものすごく微妙な人』ですね。これがまず厄介です……。相手の気分を損ねるのも申し訳ないので、面白くない冗談に草をつけて返答したり、いちいち気の利いた返しを考えたり。面白くない冗談がコメントでついたときは、なんと返せばいいか思い浮かばず固まってしまって、返信を何時間も先延ばしにしてその最中ずっと『あー、あとで返さなきゃ…』と重い気分に支配されたり、ということがありました。つまらないコメントにも即無難に反応できる人もいるので、私はSNSに向いてないんだと思います」

 ネット上とはいえ対人コミュニケーション。まさか「あなた、それ面白くないですよ」と言うわけにはいかない。相手を傷つけない返信をするために自分をすり減らす必要が出てくるわけである。

「アドバイスじみたお説教をしてくる人も苦手でした。私が女だったからかわかりませんが、これも男性に多い気がします。たとえば何気ない『今から○○するー』といった投稿に対して『○○するなら△△した方がいいよ』とか。これくらいならまだ全然マシで、ちょっとでも悩んでいそうな文面だと思うと、全力で硬い長文アドバイス送ってくる人はきつかった」

 親切心によるアドバイスが、余計なおせっかいと捉えられることもあるようだ。ライトな短文の投稿にヘビーなレスだとそう思われる可能性は高くなるであろう。SNSでつながると急に距離が縮まったようにも感じるが、相手もそう感じている場合ばかりではないことは、わきまえたほうがよさそうだ。