九紫社員には「0から1」の
仕事だけ任せなさい
九紫の場合、タイプは「火」。自分の能力に対するプライドが高いです。
自分の職業とか専門分野についてはプライドを持っているので、そこをいきなり指摘したり、バカにしたりすると、すぐにムッとしがちになります。
九紫は、ゼロから新しいものを生み出す天才です。
新しいものや未来への方向性でインスピレーションを受けやすいので、新規事業や商品開発にその能力を活かすことができます。
アイデア勝負ならば、とにかく九紫社員にゆだねてみましょう。
きっと、いい成果が出ます。
しかし、逆に細かい仕事をやらせると、「私(俺)は何をやっているの?」と自分の存在感に疑問を感じ始めます。
こうなると、仕事を辞めたくなる心も生まれてくるので、注意です。
なるべく、かたい仕事は避け、自由な発想を活かせる仕事を任せましょう。
九紫の場合、好き嫌いが激しいことがあります。
本気で好きなものと社会正義があるものには夢中で業務にあたりますが、本気で好きにならないと燃えないという性質があります。
これは「飽き性」につながり、「宝の持ち腐れ」になってしまうので使い方には要注意です。
<火の九紫の部下を持つ上司の注意点>
興味のない仕事や業務内容だったらすぐに辞めて次を探す――そんな姿が九紫像です。
見る人によっては飽き性に見えます。
しかし、それは「新しいものを見る目」「新しいことを探す」天才だということです。
そこを理解してあげないと、九紫社員とうまくつき合えません。本書でも詳しい解説がありますので、ぜひ参考にしてください。
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6か国20都市以上にあり、塾生は700名超。