がんを予防するには、免疫力を上げることが重要です。免疫力アップには、肝臓の解毒機能を高めるビタミンC、ビタミンA(β‐カロテン)、ビタミンEを積極的に取りましょう。
ビタミンCは尿などで排出されやすいため、毎日小まめに取る必要があります。ストレスでも消費されるので、食事だけで摂取できない人はサプリメントで補うのも方法。
特に飲酒、喫煙を習慣としている場合は1日300ミリグラム以上が必須となります。
ビタミンCは、キウイフルーツ1個につき70ミリグラム、オレンジ1個につき40ミリグラムほどのビタミンCを含んでいます。
例えば、お酒を飲むときに、焼酎に生レモンや生グレープフルーツの果汁を入れる、市販のニンジンジュースで割るなど工夫してみましょう。
ビタミンAは野菜に含まれるβ‐カロテンから取りましょう。β‐カロテンは体内で必要量のみビタミンAに変わり、残りは肝臓の解毒機能を高めるなどの働きをします。
ビタミンEは、ナッツ類やカボチャ、アボカドなどに多く含まれています。これらの食品に加え、血液サラサラ効果があるタマネギ類、ニンニク、黒キクラゲなども積極的に取りましょう!
がんにならない健康体は、おいしく食事ができて栄養を吸収し、いらないものを尿や便、汗から外に出すというサイクルが正常に行われる体であってこそ。この循環が整えば、がん細胞が育ちにくい体内環境になります。
●免疫力を上げる ニンジンのナムル風
材料(2人分):
ニンジン1本150g、長ネギ1/2本、ニンニク小1かけ、塩小さじ1/4、ごま油大さじ1、すりゴマ大さじ1、レモン汁大さじ1
作り方:
①ニンジンは千切りにして熱湯でさっとゆでる。長ネギは斜め薄切りにして水に短時間さらし、水けを切る。
②ニンニクはみじん切りにしてから大きめのボウルに入れ、塩、ごま油と混ぜておく。
③ボウルに①のニンジンと長ネギをほぐしながら入れてよく混ぜ合わせ、すりゴマを加えてあえる。④器に盛ってレモン汁をかける。