小平奈緒は今週末に
世界新記録を狙う!

 これらは国内大会だが、五輪と並ぶ世界一決定戦の世界選手権が迫っている競技もある。最も間を置かずに行われるのが、スピードスケートのスプリント世界選手権で、今週末の3月3日と4日に中国・長春で行われる。男女の500mと1000mが行われる大会で、五輪の女子500mで金、1000mで銀を獲得した小平奈緒が出場予定。快挙を成し遂げ、一躍時の人となった小平が出場するということでフジテレビ系列で3月4日に放送されることになった。あの小平の滑りがまた観られるのだ。

 小平はその翌々週(15~18日)にカナダ・カルガリーで行われるオーバルファイナルにも出場を予定している。同期日にベラルーシ・ミンスクでW杯最終戦が行われるが、小平の次の目標は世界記録更新。記録が出やすい高地で行われるこちらの大会を選んだわけだ。

 小平は金メダルを獲った後、インタビュアーから「今、何がしたいですか」と聞かれた。インタビュアーとしては目標を達成し重圧から解放されたことで、息抜きとして何がしたいかを尋ねたのだろうが、小平は「課題が見つかったので早く滑りたいです」と答えた。小平にとって何よりも好きなのがスピードスケートであり、休むことより競技会に出ている方が楽しいのだろう。求道者の域に達しているのだ。

 スピードスケートでは3月10・11日にオールラウンド世界選手権がオランダ・アムステルダムで行われる。短距離から長距離までのオールラウンドの力を競う世界一決定戦で、女子は500m、3000m、1500m、5000mの4種目を滑り、そのポイントの合計で順位を決める。五輪で体を酷使した選手にとってはきつい大会でエントリー選手は未定だが、1500mで銀、1000mで銅、チームパシュートで金と1人で3つのメダルを獲得し、小平と並んで注目の存在になった高木美帆が出場するといわれている。

 また高木美帆は17・18日に行われるW杯最終戦にも出場する可能性が高い。なお、チームパシュートと新種目のマススタートで金メダルを獲得した姉の高木菜那は痛めている右ヒザの治療のため、今季の大会には出場しないようだ。

フィギュア、カーリングは
3月中下旬に世界選手権あり

 フィギュアスケートは3月19日~25日にイタリア・ミラノで世界選手権が行われる。注目は右足首の大ケガからぶっつけ本番で奇跡的な五輪連覇を果たした羽生結弦だが、ケガは完治していないようで出場は微妙だ。が、銀メダルを獲得した宇野昌磨と18位に終わった田中刑事は出場するはずだ。女子は日本から宮原知子と樋口新葉が出場を予定している。各国もまだエントリーを発表していないが、女子は金銀銅のザギトワ、メドベージェワ(ともにロシア)、オズモンド(カナダ)が順調なら出場するだろう。また、あの美しい演技が見られるのだ。