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現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

リアルタイム・ビジネス時代への扉を開く?!
Fusion-ioって何だ?

安間裕
【第6回】 2012年3月28日
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 例えば、前述の「納期回答処理」ですが、完全なリアルタイムでなくても、ビジネス上の「リアルタイム性」は満たせるかもしれません。注文が入って(お客様と「お天気の話」とかで間を持たせている間に)、裏で、コンピュータの空き時間を縫って、一件だけの「納期回答計算処理」を行い、少し後で、結果をiPadやスマホに返すなんてことでも十分な場合もあります。むしろ、コンピュータ資源を平準化し、有効に活用するという視点からは、正しい方向かもしれません。

 我々も、ある超巨大運送会社様で、まず、リアルタイム化、それから、Hadoop型の技術によるバッチ処理の超高速化、その上で、この「疑似リアルタイム」処理を駆使し、大幅なコスト削減とスピード化を実現しています。

Fusion-ioを武器にトップランナーへ

 前述のように、欧米でも、今のFusion-ioの利用の主な目的は、「昨日までできていることを機器の増設なく明日もできるようにする」ためです。

 このことは、最近、「初めて」に賭ける勇気を忘れがちな日本にとっては、とても、大きなチャンスです。もっと言えば、ここを逃すと、また「二番目を上手に作る日本」で勝負することになります。でも50年前と違って今では「二番目を、もっともっと、上手に、しかも安く作る韓国、中国、東アジア」がいます。勝ち残るのは、大変なことになっています。

 Fusion-ioは、価格の低廉化も含め、すごいスピードで進化するでしょう。その時に、トップランナーでいるためには、今からトップランナーでいた方が、有利なことは間違いないはずです。

 私は、ここは、日本企業に踏ん張ってもらって、「初めて」を恐れずに、Fusion-ioのパワーを駆使し、新たな「リアルタイム・ビジネス」の実現に挑戦してもらえたらと思います。

 次回は、「ほう・れん・そうの陳腐化」、社内SNSがもたらす、新たなビジネス・コミュニケーション・スタイルについて、書いてみたいと思います。これ、結構衝撃的なことが既に行われています。

 お楽しみに!

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グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

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