共通言語を使うといい理由

 数字についても同じです。
 会社で統一した用語を使わないと、それぞれが独自の解釈をしてしまい、誤解やミスの原因になる。

 武蔵野では、一般社員にもマネジメントゲーム(MG)の研修を受けさせます。
 マネジメントゲームでは、売上を「PQ」、粗利益を「MQ」と会計用語をアルファベットで示します。

 社員は全員この研修を受けているので、社員間は「PQはいくらだった」で話が通じます。

 Pはプライス(価格)、Qはクォンティティ(数量)、Mはマージン(利ざや)を意味しますが、そこまで頭に入ってなくてもいい。

 みなさんは普段、日本語で会話をして意味が通じていますが、言葉の由来まで理解して日本語を使っているわけではない。

 数字に関係する言葉も、由来は二の次。とにかく共通の言語を使うことが大事です。

 ぜひ、第1回連載にある、【あなたの会社の危険度ワースト「15の死角」】をチェックしながら、『数字は人格』をカラダ中の細胞に植えつけていただけたらと思います。