大豆製品、乳製品、ナッツ類の摂取

 また、セロトニンのもととなるのが、必須アミノ酸の「トリプトファン」で、食べ物として取り込む必要があります。炭水化物に偏った食事をとりがちだと、摂取量が足りなくなることがあります。そのためバランスのよい食事が大切ですが、特にトリプトファンを多く含む大豆製品、乳製品、ナッツ類などを積極的にとるようにしましょう。この季節、のどを潤すアルコールのお供には、枝豆・冷奴・チーズを使ったメニューを選ぶと効果的です。

汗をかく機会を作る

 さらに、汗をかくことも大切です。気温の上昇とともに汗を出して体温調節をするわけですが、湿度が上がってくると汗をかきにくくなります。普段、運動習慣のない方やエアコンの効いた室内で過ごすことが多かったりすると、汗をかきにくく、自分自身で体温を下げにくい傾向があり不快感も高まります。

 身体と心は、連動していますので、身体の不快は、心の不快へとつながります。一日に一度は汗をかいて、汗をかきやすくすることも大切です。暑い季節は、とかくシャワーのみで入浴を済ませてしまう方も多くなると思いますが、湯船につかってしっかりと体温を上げることで、汗を出して代謝を高めましょう。サウナや温泉もお勧めです。

湿度のコントロールで睡眠不足対策

 蒸し暑くて眠れない夜も多くなるのが、この季節。快適な睡眠がとれないと心身の不調につながります。

 起きてから16~18時間後に眠くなるピークの時間帯が来ますので、この時間帯に眠りにつく時間を設定すると安眠に入りやすくなります。

 明日何時に起きるから、睡眠時間を確保するために逆算して、何時までに寝ようという考え方をしている方も多いと思いますが、それではなかなか寝付けないことがあります。今朝何時に起きたかという視点に変え、眠りにつきやすい時間帯は、このくらいという意識を持つと、睡眠リズムを整えやすくなります。

 例として朝6時起床の日は、22時~0時の間に就寝が、良いタイミング。その日の疲れ具合にもよりますが、ご自身のベストタイミングを探してみてください。

雨を楽しむこころ

 雨の日には、普段混み合いがちな場所が空いていて、混雑に巻き込まれずに快適に利用できたり、雨の日特典を設けているお店やイベントもあります。そんな場所を探して訪れてみるのも良い気分転換になるかと思います。

 また、雨の音は、精神安定にもよく、気持ちを穏やかにする効果もあります。時には、雨音に癒されるリラックス時間も持っていただけたらと思います。

 憂鬱な気持ちになりやすい梅雨の季節、ちょっとした心がけで快適に過ごされることを願っています。

(一般社団法人日本メンタルアップ支援機構 代表理事 大野萌子)