年収1500万円レベルを目指すには、
成果を上げ続けなければならない辛さも
ただし、高時給や高待遇であるということは、反面でプレッシャーが大きいのも事実でしょう。ある程度の高い年収まで辿りつけても、その先に進んで出世するためには、常に成果を上げ、高評価を継続的に取り続けるなど、厳しい実力主義を生き抜かなればならない企業が多いようです。常にそうしたプレッシャーがかかる状況も、社員のクチコミから垣間見られました。
「ヴァイスプレジデント:1200万円(賞与を除く)。同世代と比較すると絶対額としては高くなる。但し、人によっては労働時間や職務遂行にかかるプレッシャーなどを勘案すると、見合った金額になっているかは疑問が残る」(アソシエイト、男性、GCA)
「新卒入社7年目、29歳、年収1000万。30歳ころまではほぼ横並び。年収1000万はほぼ全員が達成できるが、そこから1500万円、2000万円と上げていくには、継続的に高い人事評価を取り続けていく必要がある」(営業部、男性、三井物産)
「40歳 サブリーダー1000万円。基本的に年功序列だが、同期でも10%位差が出るから、それなりに実力主義。ちなみに、年功序列の制度は東京電力なみの安定企業をモデルにしている。新卒で学部卒にはかなり良い。中途採用や大学院卒は不遇になるケースもあり、そうなると『不遇なまま超安定』の低空飛行がつづく」(一般社員、男性、WOWOW)
「新卒入社 5年目 30歳 450万円。20年目 45歳 技術課長 1100万円。一般社員は8段階の階級で各段階に更に4段階あり。7段階(主任クラス)、8段階(係長クラス)への昇格がかなり難しい」(事業部 製品開発設計、男性、横河電機)
今回は、「上場企業の時給ランキング2018」の上位30位を紹介しました。時給が高くてうらやましいと思う一方で、優秀な上司や同僚、部下に囲まれるなかで成果を出し続けなければならないプレッシャーがある点は、これらの企業への就職・転職を考える際に常に意識しておきたいところです。
(本記事はVorkers[ヴォーカーズ]からの提供データを元に制作しています)