お礼の対象は、相手が自分を厚遇しようとした善意や厚意にとどめ、料理やワインがおいしかったとか、店の雰囲気が良かったという二次的なことにまでは言及しないほうがスマートです。

 それよりも、これからの両社の関係についての期待を簡単に書き添えましょう。接待した相手の期待もその点にあるわけですから、互恵関係に言及すべきです。

 cordial receptionはhospitalityと同様の意味で、「温かい歓迎」の意味です。The superb and memorable dinnerは、「豪華で心に残るディナー」の意味です。このケースでは、ディナーのクオリティの高さを描写するのではなく、招待してくれた相手の厚意を「brought to mind again the close relationship between our two companies(両社の関係の緊密さを再確認させてくれた)」というメッセージに結びつけ、相手の「気くばり」に謝意を述べるものです。

 developing that relationship into the mutual benefitは、「現在でも緊密な関係を、さらに発展させて相互に成長できる関係にまで深化させる」というニュアンスです。develop something into~は、「何かを~にまで発展、深化させる」という意味です。

参考記事:ネイティブにイエスと言わせる「商社の英語」、日本人の「気くばり」が、武器になる。