以下のポイントを押さえて、子どもと話し合ってみよう。

・投資をするなら自分のお金を使うこと

・投資は長期のスタンスで取り組むことだから、20代のうちに発生するかもしれないイベント支出は、投資ではなく貯蓄で貯めること

・積立貯蓄をしたうえで、投資に回せるお金があるのか、一緒に考えてみる

・どうしても始めたいなら、40万円の上限いっぱいではなく、5000円、1万円の積立額で。1万円でも給料から捻出し続けることは、大変だということを伝える

・奨学金を借りているなら、社会人になったら奨学金の返済がスタートすることも忘れないようにとアドバイス

大学生の子供が「つみたてNISAを始めたい」、親はどう助言する?深田晶恵さんの新刊『サラリーマンのための「手取り」が増えるワザ65~給料、年金、退職金、副業、パート収入、病気、出産で使える!』が小社より好評発売中です。「手取り」を増やすための実践的な方法を解説、「サラリーマンの手取り年収早見表」「年金の手取り早見表」「個人型DC iDeCoの節税額早見表」付き!

・大学生のうちにiDeCoを始めたとしても、就職した会社の制度によっては、個人型を続けられなくなるかもしれないので、iDeCoは社会人になってから会社の制度を確認してからにすること

 上記にある通り、私は大学生にはつみたてNISAやiDeCoを積極的にお勧めはしない。ただし、子どものほうが親よりも勉強しているのに、親が頭ごなしに投資を否定するのは良くないので、「一緒に考える」手法をとろう。

 まずは子どもの話を聞いて、社会人になってからの毎月収支を想像しながら紙に書き出し、投資できる金額を見つける。少額でも積立投資できる金額がありそうなら、初心者向けの書籍を入手し親子で読んでみるといいだろう。

 投資は練習しないとうまくいかないというのが私の持論。退職金を手にしてからまとまった金額で投資デビューすると、多くの場合、失敗してお金を減らす。子どもと一緒に投資に取り組むことで、親が投資に関心を持ち、現役のうちに投資の練習をするきっかけになるなら、一石二鳥かもしれない。

(株式会社生活設計塾クルー ファイナンシャルプランナー 深田晶恵)