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前回に引き続き、世界的に活躍している書家の伊藤潤一さん。ミラノ国際博覧会へ参加や、伊勢志摩サミットのディナー会場の演出などをされていますが、最終回の今回は、最近活動が増えてきた神社や仏閣での奉納、そしてF1のロゴ制作についてうかがいました。

時間を超えて
多くの人とつながりたい

伊藤第3回でお伝えしたように、東日本の震災をきっかけに、100年後、200年後、1000年後に残る作品を作りたい、と本気で思うようになりました。

Yumi:確かに、アート作品は後々までずっと残るものですよね。

伊藤:はい、書の勉強をしていると、何百年も前の書を見ることも多いんです。そんな前の作品なのに、まだみずみずしさがあったり、あったかさを感じるんです。それらと同じように、僕も平成の時代の空気を含んだ書を残したいと思っています。

先日、橿原(かしはら)神宮の奉納を行なったので、100年後に自分の書が残る可能性はあるかなと。

Yumi:橿原神宮というと、奈良にある神社ですよね。

伊藤:はい。『日本書紀』ってありますよね。日本最古の歴史が書かれた本と言われているんですが、そこに、日本建国の地と記されていたのが橿原なんです。それで、日本の初代天皇の神武天皇と皇后が祀ってあるんです。縁があって、今年(2018年)の4月に書を奉納させていただきました。ここ数年、神社、仏閣、お祭りのときなどの奉納が増えましたね。

橿原神社での奉納 photo/Yoshinori Arai
伊藤潤一
1986年生まれ、三重県出身。2007年3月、一人の書家との出逢いをきっかけに、筆と墨を使った表現活動を始める。ストリート時代を経て、現在では創作活動をはじめ、他ジャンルとのコラボレーション、ライブパフォーマンス、トークライブ、個展などカタチに捉われないスタイルで活動を展開。2013年からは活動の舞台を海外にも広げ、フランス、イタリア、スイス、NY、台湾などでも実績があり、中でも台湾では世界三大博物館のひとつ「國立故宮博物院」より、日本人で初めて国際正会員として認定される。2015年開催のイタリア・ミラノ国際博覧会へも参加、2016年には伊勢志摩サミットでの演出も手掛ける。2017年、F1日本GP公式タイトルロゴデザイン担当。和の精神、日本文化の探求を軸に、寺社仏閣への奉納を通し、世界に日本文化と思想を発信している。著書に『路上から世界へ』(リーブル出版)