葛西選手を“レジェンド”に
成りあがらせた「〇〇な心」

 葛西選手は1972年6月6日生まれ。ナインコードは「水の一白」です(→すべての人が9タイプに分かれる一発判定は『“強運を呼ぶ”9code(ナインコード)占い』を参照)。

「水の一白」の特徴、覚えていますか?

 その最大の特性は、どこでも誰とでもうまくコミュニケーションを取りつつ、状況に応じて最良の手段を選択できる「柔軟性」です。

 葛西選手の言葉で、ひとつ、とても「水の一白」らしいと感じるものがあります。
 それが以下のセリフです。

『体の硬さ』と『心の硬さ』は比例するというのが私の実感です
(出所)『40歳を過ぎて最高の成果を出せる「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』(東洋経済新報社)

 スキージャンパーにとって体の柔らかさが必須なのは言うまでもありませんが、この言葉から感じ取れる最重なポイントは、彼が「心の硬さ」を拭い去ること、つまり「心の柔らかさ」をとても重要視しているというポイントです。

 今はいつも笑顔の葛西選手ですが、20代の頃は「鉄仮面」と周囲から呼ばれるほど硬い表情をしていたのをご存知でしょうか。

 しかし、葛西選手自身、周りとのコミュニケーション怠るその姿勢こそがメダルを遠ざけていることに気づき、心を解き放つことを決めました。
 この瞬間から、もともと持っていた「水の一白」としての「心の柔軟性」が躍動し始め
たと、私は感じています。

 その磨かれた「柔軟な心」は、コミュニケーション能力だけに発揮されるわけではありません。練習の姿にもしっかりと反映されています。

 葛西選手は「練習の量が、結果を導き出す」と一途に考えていた時期もあったらしいのですが、今では意識的に練習量を減らすこともあるそうです。

 その理由は、1本でも跳ぶ本数を減らすことで、「脳を休ませる」ことができるからだそう。

 柔軟な心が芽生えていない「水の一白」は、「強烈な頑固者」になりやすく、そうなると一つの考えに固執し、失敗するというケースが多くあります。

 しかし、葛西選手は鉄仮面を脱し、本来の「心の柔軟性」を取り戻したからこそ、「脳を休ませることが結果を出すのに大事なことである」という真理を得ることができました。

 後述しますが、「水の一白」の人は、「休む」ということが成功するための重要なキーワードになっているからこそ、本当に最高の気づきを得たと感じてなりません。

 また、葛西選手はマンネリを感じると、初めてジャンプを飛んだときの気持ちを思い出すようにして、ワクワク感を蘇らせるというのですから、今は「水の一白」として、本当に素晴らしい気質を持っています。