日本人よりも中国人にとって入学のハードルが高い東京大学 
中国人にとって、日本人よりも入学のハードルが高い東京大学 

東京大学。言わずと知れた日本最高峰で、全国のトップクラスの学生たちが目標とする大学だ。それだけに、日本で生活する中国人にとっては、さらに高いハードルであることは想像に難くない。そこで、中国語と日本語2ヵ国語の新聞を発行している『東方新報』が、東大に子どもを入学させた「中国人東大生ママ」たちの実態を取材した。(『東方新報』取材班)

米国の小学校で
英語と数学の基礎を築く

 日本生活14年目を迎える専業主婦の陳さんには、2人の子どもがいる。熱心な教育の下、長男は開成中学・開成高校を卒業後、東大工学部へと入学。次男は現在、早稲田大学の付属中学に通う。

 陳さんは、中国の西安交通大学で学士と修士を取得、夫も学士、修士、博士の全てを取得しているエリート夫婦だ。大学卒業後、陳さんの夫はオランダの大学に留学、2年後陳さんの夫は招へいを受けて来日するも、さらにその2年後には会社から米国駐在の任を受け、陳さん一家は米国で4年余り生活した。そして子どもが9歳になったとき、陳さん家族は夫の仕事の関係でまた日本に移り住むことになった。

 2002年から06年までの間、夫の仕事の関係で家族は米国で生活をしており、長男は米国の小学校に通った。

「米国の小学校で、英語教育と数学教育を受けて基礎を築き上げたことが、日本での大きなメリットになった」と陳さんは話す。