これは本当によく聞くお悩みです。どこに子どもが遊ぶエリアを作るのか。ほかの生活エリアとどう区切るのか。まずはここの設定が大事。散らかることで親御さんのイライラが消えないというご家庭の大半は、ここに原因があるといってよいでしょう。

 そうしたご家庭では、家事動線やくつろぎエリアといった「大人の都合」と「子ども都合」に合わせて自由に物を広げて遊ぶエリアを分けることが大切です。どう区切れば同じ時間帯に親子でリビングを使っても動線やエリアがけんかしにくいか、考えてみてください。

 例えば、子どものスペースをプレイマットなどではっきりエリアを作るという方法があります。大人と子どもののエリアが重ならなくなると、多少散らかったままでも他に支障が出ないのでイライラしにくくなり、片づけを子どものペースに任せられるようになります。

 気を付けたいのは、子どものスペースを「親の目の届かないエリア」に作ることです。まだ子どもが小さいのにリビングやキッチンから離れた場所にキッズスペースを作ると、「ママ、パパ、見て~!」と結局リビングまでおもちゃがなだれこむことに……。親の視界の範囲内にキッズスペースを作れば、そこからおもちゃが際限なく広がるのを防げます。

 2つ目は、「子ども自身に片づける習慣が身に付いていない」というものです。

【case.2】
遊んだ後が毎日毎日大変。片づけをさせても途中でまた遊び始めたり、飽きてしまったりして、うるさく言っても結局最後は親が片づける羽目になる。それでいて次に遊ぶ時に「あれがない!」と文句を言われてしまう。

 これは私の話?…そう感じられる方も多いのではないでしょうか。

 本来子どもは「収納する場所が定まっていればきちんと戻せる」ものです。また「自分の場所は大事に使おう」という気持ちも十分に持っています。「幼稚園・保育園ではお片づけできるのに、家ではできない」という場合は、園では「かばんはロッカー、おもちゃは棚」と決まっているのに対し、家では物の定位置が曖昧だからかもしれません。

 片づける習慣の付きにくいおもちゃ収納の仕組みとしては、以下のような特徴が挙げられます。

・購入した時の外箱に収納させるルール
・小さなおもちゃを、購入した時のセットごとに細かく分類して収納させるルール