最近では有力なTikToker(ティックトッカ―、TikTokを投稿する人)の露出も増えている。最も人気のあるHinataさんを見ると、現在229万人のフォロワー(ユーザーローカル調べ)がいるが、これが週5万人のペースで伸びている。

 YouTubeでは、人気のある芸能人がYouTubeのアカウントを開設したときなどは、一斉にフォロワーがつくことはあったものの、テレビ露出のないHinataさんのような子どもまでがここまで注目されるのは、インフルエンサー(世間に大きな影響力を及ぼす人)が小学生や中高生であることの証左だ。

運営元は世界最大のユニコーン企業

 TikTokの運営元は中国のベンチャー企業・Bytedance(バイトダンス)だ。中国本土では「Douyin(抖音)」、それ以外の国では「TikTok」としてサービスを提供している。非公開ながら評価額は約8兆円を超え、現在世界最大のユニコーン企業(評価額が10億ドル以上の未上場企業)といわれている。

 かつて流行した動画サービスといえばVine、YouTubeやSnapchatがあるが、それぞれTwitter、Google、Facebookに買収された。TikTokは現状評価額が高過ぎる上、中国資本の企業でもあり、当分は独立路線を歩むとみられる。

 大ブレーク中のTikTokに乗らない手はない。日本企業も続々と関連ビジネスに参入している。エイベックスとサイバーエージェントが共同出資して月額定額制の音楽配信サービスを提供している「AWA」は、動画に合わせる音楽に目を付けた。今年10月、TikTokと事業提携し、DA PUMPなど人気アーティストの楽曲約2万5000曲が動画撮影時に使用可能になり、これを年内に約500万曲まで広げる予定だ。AWAの有料会員になれば、TikTok上でフルコーラスを聞くことができる。