つまり厳しい基準を超える結果を残し世界と戦える実力を持つと見なされた精鋭だけを集めて、一発勝負で代表を決めようというものだ。

 MGCシリーズに指定されているのは男子が12月の福岡国際、2月の別府大分毎日と東京、3月のびわ湖毎日の4レース。女子は12月のさいたま国際、1月の大坂国際女子、3月の名古屋ウィメンズの3レースだ。

 東京五輪のマラソン代表を目指すランナーは、すでにMGC出場権を得ている者を除き、これらのレースにすべてを賭けて臨む。東京五輪はまだ先のこと、と思っている人も多いかもしれないが、この事実を知れば近づいていることを実感できだろう。

 なお、マラソン代表枠は男女とも3だが、MGCで決定するのは2枠(優勝と2位)まで。1枠を残すのは来年冬からの19~20年シーズンのマラソンで他を圧倒する好タイム(派遣設定記録以上)を出す選手が出現する可能性を考えてのことだ。だからMGCが代表権獲得の最後のチャンスということではないが、そんなミラクルはそう期待できるものではないし、好タイムを出す選手が出現しなければMGCでの3位の選手が代表になるため、トップランナーたちはまずMGC出場を目指す。その出場権をかけたレースが来年3月まで続くわけだ。

日本のトップランナーの
顔ぶれとタイムは?

 ここで、現在までにMGC出場権を得ている選手を自己最高タイム順に紹介しておこう。

◆男子18人
大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト) 2時間5分50秒
設楽悠太(ホンダ) 2時間6分11秒
井上大仁(MHPS) 2時間6分54秒
藤本拓(トヨタ自動車)2時間7分57秒
木滑良(MHPS) 2時間8分8秒
川内優輝(埼玉県庁) 2時間8分14秒
中村匠吾(富士通) 2時間8分16秒
中本健太郎(安川電機) 2時間8分35秒
宮脇千博(トヨタ自動車) 2時間8分45秒