センター試験も終わり、国立大志望者を中心に、本格的な小論文対策の時期を迎えた。
小論文は「対策がよくわからない科目」であるため、対策が後回しになりがちだ。
しかし、「実は、多くの受験生にとって、やるべきことは明確」というのは、元NHKアナウンサーの小論文講師で、現在6刷2万8000部超のベストセラー『全試験対応!直前でも一発合格! 落とされない小論文』の著者、「ウェブ小論文塾」代表・今道琢也氏。
本記事では、今さら人に聞きにくい、「原稿用紙の使い方」の原則をササッとお伝えする。(構成:編集部 今野良介)
今さら聞けない「原稿用紙」の正しい使い方
原稿用紙の使い方には一定のルールがあります。間違った使い方をすると、減点されてしまう場合もありますので、一般的な使い方を押さえておきましょう。
記事の最後に、実例を掲載しています(※もし見られない方は、配信元のダイヤモンドオンラインでご覧ください)。
基本原則
●段落の冒頭は一字空けて書き始める。改行して新しい段落に入った場合も同じ
●原稿用紙の行の初めのマスに 、 。 」 などが来る場合は、直前の行末の文字と同じマスに入れる
●っ ゃ ゅ ょ ー などは、行の頭のマスに来てもよい
数字を書き入れる場合
●ヨコ書きの原稿用紙に数字を書く場合は、一マスに二つずつ数字を入れる
●タテ書きで数字を書く際は漢字が原則だが、西暦などは、下記例文の「二〇一一」のような書き方で良い(読みにくいため)。それ以外は、「百三十個」などのように漢字でそのまま表記する
英文字を書き入れる場合
●アルファベットをヨコ書きで記入する際は、大文字は一マス一文字とし、小文字は一マス二文字ずつが原則
●タテ書きの場合は、一マスに一文字ずつが原則。ただし、タテ書きで長い綴りや複数の単語を並べて書くとあまりにも読みにくいため、下記例文のように、アルファベット部分だけ横書きにしたほうが良い
以上をまとめた記入例を、タテ書きとヨコ書き、2つ掲載します。
『落とされない小論文』では、このほか、小論文試験に一発合格する必要最低限の情報を、凝縮して伝えています。
ぜひ、これからの直前対策に、本書を使い倒してください。