片づけスキル2)定位置決めの感覚:使用頻度に応じて使いやすく定位置を決められる

 片づけ上手の方なら物を決まった場所に片づけることの大切さを知っていて、実践されている方も多いと思います。ただ、それは1つのチェストの中で、1箇所のクローゼットで、といった狭い範囲内になりがちです。それでは家族はなかなか実践するのが難しいもの。もう少し広い範囲で“定位置”を決めてみると、ルールが理解・共有されやすくなります。

【B:モノが増える不満】を解消したい場合、いちばんに考えたいのが「使い道のはっきりしない空間」のコントロールです。将来の子ども部屋など、休眠状態の空いた空間にも何らかの定位置を与えましょう。飲料やペーパー類のストック場所、新聞や段ボールなどのストック場所など、必要であればラックを設置するなどしてストック棚にしてもよいですし、床にマスキングテープなどで印をするのも良いと思います。

 個人の趣味のものを置く場所とそれらの住み分けをはっきりさせることで、定位置を超える量は所有しないという目安が共有しやすくなります。

片づけスキル3)収納アレンジ感覚:空間の奥行きや高さを無駄なく使って、出し入れの負担も少ない収納を作れる

 収納が好きな方は空間に収納をどう配置するか考えるのも上手ですが、出し入れのスキルがそもそも高いので、片づけが苦手な方にとっては優しくない収納法になっている場合も多いようです。1)でもお伝えした通り、見えること、出し入れしやすいことがここでもカギになってきます

【C:やり方の不満】を解消して「やり直しの要らない片づけ」を家族にも実践してもらうには「パッと見て全体のどこに何があるのか理解できること」「掛けるだけ、放り込むだけといった楽なルールを多用すること」です。

 クローゼットであれば、ハンガーバーを増設して全体をゆったりさせる、デニム類はカゴやオープン棚に納める、チェストの引き出しを紙袋などで間仕切りして、下着や靴下類を放り込むだけでOKにする、などの方法を採用すると、グッと家族を巻き込みやすくなります。