例えば、「土日もろくに休めないのに、金曜の午後から休みなんてありえない」「私と何の関係があるのか。法定休日も休めないのに、2.5連休か」「その前に、俺の法定休日を返せ」「まずは週休2日制を実行しろ」「政府機関での手続きがもっと難しくなる」「土日休めるだけでも、もうすごいことだ」「末端の公務員は、週に2日休める月はない。週末が2日半になっても、週末の残業が2日半になるだけで、何も変わらない」といったものだ。

 反対の声で多かったのは、自分たちは休日出勤が多いのに、こんな政策を実施しても何もならないというものだ。筆者の周りの中国人も、「一部の国家機関だけが恩恵を受けるのではないか。こんなこと実現不可能だ」「すべての業界に普及させるのは無理じゃないでしょうか」と、冷ややかだ。

休日調整制度はあるが
中国人に根強い「休み少ない感」

 ネット上で議論になった背景には、中国人の「休み少ない感」もあると思う。日本語を学んだことのある中国人の友人は、「日本は休日が多いですね。それに対して、中国は休みが少ないです」と言う。

 確かに、日本にはゴールデンウィークのほかにも、さまざまな祝日がある。それに対し、中国の法定祝日は11日間(元日1日、春節3日、清明節1日、労働節1日、端午節1日、中秋節1日、国慶節3日)だ。これまでは、春節(1月か2月)、労働節(5月)、国慶節(10月)は7日間の休みがあったが、春節と国慶節は7日間の連休となり、その他の国民の祝日は3日間の連休となった。

 ただ、日本と違うのは、「休日調整制度」があることだ。例えば、元旦は本来1日休業だが、週末とセットで3連休にできる。金曜日が祝日ならば、土日とつなげて休むことができるが、火曜日や水曜日の場合、週末を“前借りする”形で前後の日を休みにし、週末を振替出勤日とするというものだ。

 3連休の後は、6日間連続出勤というのはざらで、日付によっては7~8日間連続出勤ということもありうる。そのため、連休があっても損した気分になり、中国人の「休み少ない感」を助長する要因となっている。