高性能スパコンの約半数で利用
データセンター強化

 自動車など期待が集まる分野での成長が途上の中、周囲の不安を払拭するべくエヌビディアは乾坤一擲の大勝負に出た。

「次世代のデータセンタースケールのソリューションを創出する」

 3月11日、イスラエルの半導体設計大手、メラノックス・テクノロジーズを69億ドルで買収すると発表したファンCEOは、その意義についてこう強調した。

 メラノックスの強みは、データセンター向け半導体だ。エヌビディアによれば、全世界で性能が上位500位までのスーパーコンピューターの半数以上で、エヌビディアとメラノックスの製品が使われているという。

 今回の買収は現金で支払うといい、ここ数年で積み上げてきた手元資金73億ドルの大半を投じることになる。

 大型投資でデータセンター事業を強化する道を選んだエヌビディア。GPU需要減の逆風下で、活路を見いだすことができるか。