偏差値30の学年ビリが、倍率約8倍の法科大学院に合格、日本最難関の試験に一発合格した勉強法をまとめた『ずるい暗記術』の図解版が登場。理解もいらない。ノートも使わない。時間が短いほど効果の表れる勉強法は、資格試験、英語、大学受験ほか、答えの存在するあらゆる試験で効果を発揮します。
今回は、「記憶引き出し術」をお伝えします。これをマスターすれば、問題を見ただけで、パッと答えが出てくるようになります。

止まらずに最後まで
ページをめくる

 前回のトレーニングに続きまして、定着した記憶を引き出すための「記憶引き出し術」を紹介しましょう。

 まず、キーワードが太字になっているか、自分でマーカーなどで印をつけた問題集や参考書を1冊用意します。1ページにつき太字やマーカーをつけた1ワードを1秒で見ていきます。いわゆる速読術とは違い、「読む」のではなく「見る」作業です。

 わからないところが出てきても、めくる流れは止めず、その場でサッとマークするか付箋をつけ、最後まで一気にめくります。そして、わからなかったところを、その日の勉強課題にします。

 わかる・わからないの判断基準は、まず、そのワードを知っていること。次に、その言葉の意味を知っているか、人名だったら肩書きが思い出せること。さらに、関連するワードが絵のようにパッと思い浮かぶこと、の3つです。

記憶を引き出すトレーニングで気を付けておきたい3つのこと