銀行の持ち株会社で
行員の平均年収が最も高かったのは?

 では17年度の行員の平均年収が最も高かったのはどこだろうか。

 グループを統括する「持ち株会社」と実際の業務を担当する「銀行」を分けてランキングしてみよう。最初は社名にFGやHDがつく持ち株会社である。

 17年度の第1位は、九州FG(鹿児島銀行・肥後銀行)。以下、2位のめぶきFG(常陽銀行・足利銀行)、3位のコンコルディアHD(横浜銀行・東日本銀行)、4位の関西みらいFG(関西みらい銀行・みなと銀行)までが1000万円を超えている。

 900万円台は第5位の東京きらぼしFG(きらぼし銀行)、第6位のほくほくFG(北海道銀行・北陸銀行)、第7位の西日本フィナンシャルHD(西日本シティ銀行・長崎銀行)。第8位の池田泉州HD(池田泉州銀行)と第9位のトモニHD(香川銀行・徳島銀行・大正銀行)が800万円台である。

 第10位のじもとHD(仙台銀行・きらやか銀行)、第11位のふくおかFG(福岡銀行・熊本銀行・親和銀行・十八銀行)、第12位の山口FG(山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行)が700万円台。第13位のフィデアHD(北都銀行・荘内銀行)は500万円台にとどまる。

 全体的にはダウンでの推移である。ただし、一部の持ち株会社の年収は、三菱UFJFGなどの3大メガバンクに劣らないといっていいだろう。17年度の実績でいえば、三井住友FG1187万円、三菱UFJFG1061万円、みずほFG986万円である。

 実際の業務を担当している銀行員の平均年収は、いくつかの特徴がある。

 1つは、持ち株会社の平均より低いことである。例えば、常陽銀行は親会社であるめぶきFGの63%といったところだ。旧関西アーバン銀行は関西みらいFGの58%、旧八千代銀行は東京きらぼしFGの63%、西日本シティ銀行は西日本フィナンシャルHDの70%、池田泉州銀行は池田泉州HDの74%である(いずれも、17年度)。

 ふくおか銀行とふくおかFGのように差がほとんどない例もあるが、銀行員の平均年収は、持ち株会社の6~7割というのが一応の目安になるようだ。