![歯医者](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/650/img_44c230a1bfe5ff6916bc61237ed51ef6107103.jpg)
子どもからお年寄りまで、あらゆる世代の患者さんがやってくる歯科医院。ありがたい半面、嫌な患者さんもいるのでは? これだけはしてほしくないことはあるの? テレビなどでおなじみの歯周病専門医、若林健史歯科医師に疑問をぶつけてみました。好評発売中の著書『なぜ歯科の治療は1回では終わらないのか? 聞くに聞けない歯医者のギモン40』からお届けします。
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![若林健史歯科医師](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/6/b/300/img_6bd4d70f0136476fef3a5b1a60167d5421573.jpg)
診療をしていて、「嫌だなぁ」「困ったなぁ」と頭を抱えてしまう患者さん、確かにいますよ。
例えば思い込みの激しい患者さん。
「この痛みはむし歯」「たぶん、歯周病だと思う」
と、患者さん自身が診断をつけて来院するケースが近年、増えてきました。ネットなどであらかじめ調べていらっしゃるのでしょう。医療不信を抱く患者さんが増えていることもありますが、実際に診断をしてみて、患者さんの予想と違った場合、それを受け入れてもらえないと困ります。
60代の男性は、
「奥歯がズンズンと痛むんです。これはむし歯でしょう。早く治してください」
とやってきました。