豊田章男自工会体制が掲げた
令和元年度重点方針としての「3本柱」

 豊田章男自工会体制は、令和元年度重点方針として3本柱を掲げてオールジャパンの活動推進、「ホームプラネット」の思いを意識し、未来のモビリティ社会の発展に貢献したいとする。

1)未来のモビリティ社会の実現に向け産官学・異業種との連携により、モビリティを通じた社会課題の解決・新たな価値創造に貢献することをあげる。CASEの進展を踏まえ、安全・安心、環境に優しいモビリティ社会像の具体化および実現に向けた必要施策の明確化。

2)次世代につなぐ豊かなクルマ・バイク文化の創造へ東京モーターショーや東京オリ・パラを活用し、次世代のクルマ・バイクファンづくりや豊かなライフスタイルの実現につなげる。

3)持続的発展を支えるビジネス環境の整備へ国内外でのより自由で公正なビジネス環境に向けて取組む。自動運転等の制度整備の推進、次世代自動車等の実用化と普及につながる活動の推進。自由貿易の推進、グローバルなビジネス環境の改善を図る。

 豊田章男氏は、トヨタ社長として10年目を迎え、また12~14年以来の2度目となる自工会会長として来年の20年5月で任期を終える。大変革期の自動車がCASEやMaaSへ大きく変わっていくのは20年代から30年代になると見られている。

 トヨタ社長として厳しい船出からスタートし、自工会会長としての最初の就任時期は、東日本大震災直後やタイ大洪水、歴史的な円高の時代で苦労した経験がある。

 今回は、トヨタの順調な業績を背景にトヨタを変えようとする一方で、自工会会長としても日本の自動車産業全体を世界のフロントランナーにすべく強いリーダーシップで日本を引っ張っていくことを決意しているのだ。環境対応や交通事故ゼロへ未来に残してはいけないマイナスをプラスにするためにもホームプラネット、ホームタウンにこだわる。

 今秋の東京モーターショーから20年東京オリンピック・パラリンピックでの“日本自動車株式会社”の自動運転車や電動化の発信、実用化への大きなステップづくりに意欲を燃やす豊田章男自工会体制のこの1年の動きが注目される。