単価の問題だけではない。面積が平均90平方メートルと広過ぎるために価格が高くなってしまい、買える人がかなり少なくなってしまっている。70平方メートルの約3割増しの面積は、価格も3割増しになる。そもそも選手の宿舎所であるという理由があるにせよ、1LDKがなく2LDKがわずかなのは、商品企画上の問題点として挙げざるを得ない。

周辺の中古物件と
比較した「お買い得度」は

(3)入居まで4年程度と長い

 オリンピック後にリフォームをした後の入居時期は、2023年と遅い。現在販売中の物件の契約は早々に行われるので、4年の月日を待つことになる。4年もあるといろいろな事情が変わる。買い手は、家族も仕事も経済環境も激変しているかもしれない。その中でも一番のリスクは震災リスクだろう。もしも契約後に大震災が来たら、液状化していたら、風評被害があったら……手付金を放棄して断念するのだろうか。そう考えると、4年という月日はあまりに長い。

(4)立地が悪い

 この付近の物件価格は低い。なぜなら、清掃工場に隣接しているからだ。東京では清掃工場の隣接エリアで、健康の不調が訴えられる例が多い。実際、計画地近隣のタワーを除く物件の中古時価の相場でいうと、次の2つの物件がベンチマークになる。

・ザ・晴海レジデンス/平方メートル単価:81万円
・晴海テラス/平方メートル単価:88万円

 これらの周辺中古物件と比較しても、今回発表された「晴海フラッグ」の住戸価格はやや高い。