「これまでの延長線上で通用すると思っているのか。もっともっと真剣に考えるんだ!」
国内大手LCCであるピーチ・アビエーションのCEO、井上慎一は副社長の森健明と共に、居合わせた幹部や社員を一喝した。2020年に就航を予定する中距離線についての議論で、社内から上がった企画書が短距離線の成功モデルをなぞったものだったからだ。
12年の就航以来、短距離線で営業利益率10%をたたき出してきた。最大9時間程度のアジア中距離線は初の試み。同じLCCでも短距離線と中長距離線とでは、収益構造が別物だ。
「これまでの延長線上で通用すると思っているのか。もっともっと真剣に考えるんだ!」
国内大手LCCであるピーチ・アビエーションのCEO、井上慎一は副社長の森健明と共に、居合わせた幹部や社員を一喝した。2020年に就航を予定する中距離線についての議論で、社内から上がった企画書が短距離線の成功モデルをなぞったものだったからだ。
12年の就航以来、短距離線で営業利益率10%をたたき出してきた。最大9時間程度のアジア中距離線は初の試み。同じLCCでも短距離線と中長距離線とでは、収益構造が別物だ。