算数は積み重ねが大切な科目だ。たとえ答えが当っていても、解き方が分からなければ意味がない。夏休みにどのように学ぶかで、秋以降の学力が左右されていく。有名塾の講師を務めている小板橋肇貴先生に、4年生から6年生までの学年別で、この夏に取り組むべき課題と親の心構えを解説してもらおう。(ダイヤモンド・セレクト編集部)

6年生は時間との兼ね合いで 

 受験本番まで半年余り。時間との兼ね合いを考えながら、6年生は夏休みの学習を進めていく必要があります。

 わたしが以前勤めていた大手中学受験塾では、7月に行っていた保護者会で話していた内容を中心に説明することが多いのですが、塾によって扱う内容が違うために話の内容も異なるようです。

 これは4年生や5年生も同様ですが、まず大事なことは、塾のある日もない日も、生活のリズムを一定にして崩さないことです。

 次に、完璧を目指さないことも大事です。合格している受験生も合格平均点は7割程度です。逆にいえば3割は捨ててもいいのです。とはいえ、最初からそのように子どもには言わないこと。目標は高く掲げたまま、7割できたらOKと考えてください。

 学んでいくうえで大切なことは、昨日できなかったことが今日できるようになることに尽きます。

 夏休みの塾では宿題がメインになります。授業を理解しているか、授業にきちんと参加しているか、お子さんのノートを確認すれば分かります。問題を解き直したときの参考になるようなノート、つまりは自分にとっての参考書づくりとなっているかを見てください。