なぜかは自分でもわからないけど、どれだけ試行錯誤しても一向に結ぶのが上達しなかったので、ああいうよくわからない代物は早いところ廃止にした方がよろしい」(Hさん)

 個人的な恨みをぶつけつつ#SuTooを応援する構えである。

 一方でスーツ着用が義務化されていない職場もたくさんあるわけで、そこで働く人はどのように感じているのか。

「もし(うちの職場で)今からスーツ着用が義務化されたらものすごく嫌だなあ。窮屈だし、自分も周りもスーツ一色になると没個性で画一的になってしまう気がして、クリエーティブなアイディアから遠ざかって仕事上にも支障が出てしまうかも(Iさん/38歳男性/企画)」

「ちゃんとしたスーツをそろえるとなるとお金はかかるし、何より着たり脱いだりクリーニングに出したりの手間が面倒くさい。

 でも、たまに着るスーツは嫌いではない。というよりむしろ好き。イベントや営業に伴われてお得意先に向かう時は着るけど、着ると気持ちが引き締まる。普段スーツじゃないから特別感がいいんですよねえ」(Jさん/37歳男性/クリエーティブ)

 男性の中でもスーツ着用義務に関しては意見が分かれるようだが、#SuTooがいまいち盛り上がりきらないのは「別に今のままでも」勢がそれなりの数いるからかもしれない。

 とはいえ、今後の展開はわからない。クールビズが始まったのは21世紀に入ってからであるし、男性の勤務中の服装についての認識はこれからも緩やか、かつ段階的に変化していくと考えた方が自然である。

 #KuTooに引っ張られる形で、#SuTooがそれなりの進展を見せる可能性もある。ブームの始まりだから初めて耳にした時は違和感を覚えるかもしれない#SuTooも、何年後かにはごく当たり前の考えとして消化できる柔軟性を、社会は備えているはずである。