UCLA飛び級卒が語る、「モヤモヤ感」こそ脳が成長している証【青砥瑞人×佐宗邦威(2)】
佐宗 たしかに何か新しいものを生み出そうとするときには、「モヤモヤ」したようなしんどい思いをすることが多いですね。これは脳がエネルギーを多く消費している状態なんですか?
青砥 はい。でも脳の中でエネルギーをいっぱい使っている、つまり頭を使っているからモヤモヤするんだ、とポジティブにとらえることもできますね。
佐宗 では、モヤモヤしているということは自分の脳を育てている、ということでもあるんですね。それは非常に勇気が湧く話です。
青砥 そのとおりです。こうしたシステムは、エネルギーの保存が必要になる、食べるのに困るような環境ではとても優秀ですが、そうでない環境では学びを抑制しているとも言えます。モヤモヤを感じたら学びの証拠。いろんな脳を活用する創造性なんかはモヤモヤを感じやすいでしょう。でも、そこを乗り切っていくことで創造力は育まれていくはずです。
(第3回に続く)