ツルヤのPBの評価は高い。ネットでも「観光客に人気」などという特集や、書き込みがされている。

 例えば「ジャム」や「ドライフルーツ」「ワイン」などがあるが、どれもこだわりを持って作られている。地元の農家や、工場などを多用して、地産地消を促すように設計されており県内経済の活性化にも一役買っている。

 ツルヤの売上高は861億円(18年6月末)というから、もはやローカルスーパーともいえない規模だが、こうしたスーパーは、ネット通販を跳ね返す力を備えているといえるだろう。

 ご存じの方も多いと思うが、宮城県の秋保温泉にある主婦の店「さいち」というスーパーは「おはぎ」だけで1日5000個以上売れるという。

 同店はスーパーだから、もちろんおはぎ以外に総菜なども取り扱っているが、おはぎが“マグネット”になりついで買いも促している。まさにオンリーワンの店だ。

ネット対応をめぐって
しまむらは迷走している

 こうした店がある一方でネット対応をめぐって迷走しているのが、カジュアル衣料専門店のしまむらだ。ファッション通販サイトの「ゾゾタウン」から撤退し、これから独自のネット通販に力を入れるという。

 ゾゾタウンからの撤退については、巷間いろいろといわれている。だが、しまむらは、むしろネット通販には不向きなビジネスモデルではないかと思う。